晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

ダンゴはじまりました。

2014年12月07日 | 
12月に入って、寒波襲来でグッと寒くなりました。

ここ数年、いつからダンゴウオが浅瀬に上がってくるかに興味があって、
昨年あたりから早い時期の観察を試みてきました。

→これまでの観察記録

で、昨晩。
12月6日。大潮。最干潮は22時42分。潮位9cm。
いつもの三浦の磯に行ってきました。

20時過ぎに夫婦で磯に入りました。
最干潮には時間がありましたが、けっこう潮が引く日だったので、
この段階でけっこう引いてました。

まず、いつもの通称「GENさんの水脈筋」にチラリと入ると、
さすがにまだ潮位が高くて、かつ、潮の関係か、水脈筋に砂が入ったようで、
けっこう濁っていて、ちょっと観察には厳しい感じでした。

これまで、シーズン始めは浅い潮だまりでの観察が多く、
今回も、そういう場所を重点的に探しました。

が、なかなかいない…。


大きく場所を変えて、浅くて広い水脈筋に入る。
妻が、早々に「あれ? ミミイカ?」と大物(小さいけど)を発見。



ミミイカ~!
かわいい。





色がクルクル変わってきれい。

おっ、今度はタコ!





しかも2匹も。


いやー、いいもの見た…ということでほぼ満足して、
最初に探索したあたりにゆっくりもどることに。

まぁまぁ、ダンゴは見られなかったけれど、
ミミイカが見れたから満足だよね~と思っていたら、
再び妻が「いた~!」と声を上げる。


おおおおおおっ!!!

ダンゴだ! 小さい!!



ダンゴ玉径(分かる人には分かる特殊造語)で10mmぐらい。いや~小さいな。
深さ10cm程度の浅い潮だまり。



「わたしは岩!」状態。




表情があって最高!

ちょっと背びれが大きくてオスかも…と思いましたが、微妙な感じ。


さて、シーズン始めはこのサイズか!と見る目を新たにして探索再開です。

と、向こうからドライスーツの人がやってくる。

「GENさん! やっぱり来ましたね! 今シーズンもよろしくお願いします」

ダンゴ仲間のGENさんが登場です。
いつもの水脈筋が砂に覆われていて、濁っているので、
さてどうしたものか…とご思案中のよう。

あいさつはそこそこに、それぞれの探索を再開。


で、わたしも自力で発見。やっぱりかなり浅い潮だまり。
さっきのよりはちょっとだけ大きい感じ。
それでも12mmぐらいかな。





これもちょっと背びれが大きい感じがして、
オスかもしれないとは思ったのですが、確証はありません。

去年もそうでしたが、シーズン始めは小さい個体ばかりですね。
当然、今年の春に産まれたやつらだと思います。

これが、年明け、早春には倍ぐらいに大きくなるということ!?
それとも…。

いずれにしても、これまでの観察の中ではいちばん早いダンゴウオの発見でした。
来年は、やっぱり11月からかな?



幸先いいシーズンインでした。




あ、小さなスナビクニンもいました。




お、ウミウシたちは以下の通り。



アオウミウシが縮こまっていた。




カメノコフシエラガイかな。

あとは、マダラウミウシ、クモガタウミウシ、
ヤマトウミウシ、ミスガイ、タツナミガイとか…。