晴耕雨読とか

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初夏のツキノワグマ

2009年07月01日 | 生き物
奥多摩の山でクマに会いまし、、、いや、ま、会ってないですが、いろいろ痕跡を見つけました。



とてもわかりにくいですが、これはヤマザクラの木に作られたクマ棚です。

クマ棚は冬になって葉が落ちると、ブナやミズナラの木にあるのをよく見かけます。枝先の実を食べるためにクマが木に登ってばきばきと枝を折った跡…というものです。

今の時期は、少なくとも奥多摩のツキノワグマはヤマザクラの実を一生懸命食べているようです。

山を歩いていて、まずクマの痕跡に気づくのはこれです。



葉っぱが緑の枝が落ちてる……。

枝先を見ると、柄は残して赤い実のほとんどが食べられていました。一個だけ、、、残っていました。



で、見上げると冒頭のクマ棚があるわけです。幹を見るとこれ。



ヤマザクラの樹皮はざらざらしていて分かりにくいのですが、よ~く見ると分かります。

で、周りをきょろきょろしたらこれ。



雨に流されていますが、ヤマザクラの種ばっかりのクマの糞です。そういえば、種子の散布者としてのクマの役割を研究してる人もいましたね。

わたし自身は奥多摩でクマにあったことはないのですが、真新しい痕跡はよく見かけます。昨年は奥多摩湖の方で襲われた人もいましたし、ま、普通は会いたい動物ではないですよね(わたしは会いたいのですが)。

会いたい人も会いたくない人も、以下のサイトでお勉強を。
奥多摩ツキノワグマ研究グループのHP


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (GEN)
2009-07-02 12:16:39
これがクマの痕跡ですか。全然意識したことなかったです。

2番目の写真みたいに枝が落ちていれば
私にでも分かるかもしれないですね。
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まぁ、、、 (ニシメガネザル)
2009-07-02 22:21:39
上に御大がいらっしゃる可能性も否定できませんが……。
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