前回から少し時間が経ってしまいましたが、前回からの続きで、「コロナ禍からの経済復興には、恒久的な消費税の減税が効果的である」という話です。
消費税の引き上げは現在の社会保障を維持するためのものですから消費税だけを減税することはできず、社会保障の改革と消費税の減税をセットで考えなければいけません。
そのため社会保障の改革は税金を使わなくて済むような方向で考える必要があります。
今回は、医療保険を考えてみたいと思います。
公的健康保険制度でおかしいと思うのは次のようなことです。
・ 自分で保険料の支払い金額や受ける給付の種類等を決めることができません。
・ 健康保険は、受け取る給与・賞与の額を基に計算され、国民健康保険は、被保険者の所得に応じて計算されます。
・ 健康保険は、半分を事業主(企業)が負担してくれます。国民健康保険は全額被保険者の負担です。
・ 健康保険の被扶養者は保険料の負担はありませんが、国民健康保険には被扶養者という概念がありません。
・ 自分が加入時から支払った保険料の金額と 加入時から保険により支払われた金額(給付を受けた金額)が分かりません。(自分が保険料の範囲内でやっていけているのかどうか、私は知りたい。)
では、医療保険はどのようにあるべきでしょうか。
全体的にみると保険料の金額よりも、保険給付の金額が大きくなっており、毎年、公的資金が投入されています。
これを何とかしなければいけないとは思いますが、解決策は難しいと思います。
この問題の解決には、保険料と保険給付との関係の問題だけでなく、医療給付(治療のやり方等)の問題も含めて考える必要があると思います。
保険料と保険給付との関係については、次のようにしてはどうかと考えます。
・ 民間の医療保険と同様の設計にする。思い切って大部分を民営化する。医療給付の種類に応じて、民間の部分と公的部分を分ける。
・ 又は、一生涯の積立方式とする。これも医療給付の種類に応じて、積立金から支給するものとそれ以外のものに分けるのがよいと考えます。あの世へ旅立ったときに使わない金額があるときは、相続人へ渡す、寄付する等、本人が選択できるようにする。
・ 上記のような改善を行った上で、健康保険は事業主が保険料を半分負担しますが、これを任意とする。(その分、給料等を上げてください。)
・ 健康保険の被扶養者にも保険料を負担してもらう。
・ 自助でカバーしきれない部分や難病等については寄付金等を集め基金を作り対応する。
私の勉強不足の部分があり、これくらいしか浮かびません。日頃から、こんなふうに変わればいいのに、こんなふうに変更したらどうかなと思っているところを書いてみました。
次に、医療給付(治療のやり方等)の問題です。
私が常々疑問に思っているのは、病気によっては、医者に診てもらい、薬を処方してもらって、その薬を使い続けなければならないということです。
これって、病気が治ったと言えるのでしょうか。
薬だけでなく、食事、運動等で病気を治すような方法をもっと増やすようにすれば、薬を減らせるように思えるのです。
薬を飲まなくていいようになるってことは、病気が治ったってことですよね。
これは、完全に専門外ですので、アイデアはこんなところです。
でも、会計・財務・税金の専門家としては、このままでは駄目でしょうということです。
特に、現在のコロナ禍からの経済復興には、小手先の施策ではなく、大きな方向転換が必要ではないかと思うのです。
長くなったので、後は次回にします。
自分の目標に向かって正しい方向でコツコツと努力を継続している皆さん。
未来はあなた方の手の中にあります。
挑戦を続けてください。
トライし続けてください。
失敗してもいい、そこから学んで、また、新たな道を進んでください。
挑戦があるから失敗もあります。
小さな挑戦でいい、小さなトライでいい。
年齢がいっていたっていい。遅いことはない。
がんばれ。
挑戦しない人生なんて、つまらないですよ。
59歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
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