仁徳天皇の「民のかまど」というお話があります。
簡単に説明すると次のようなものです。
『ある夕刻、仁徳天皇が、宮殿から民家の方を眺めると、民家のかまどから煙が出ていないため、仁徳天皇は、「国民は夕飯ができないほど貧しい」と考え、数年間、国民に税金を課さないようにしたのです。
その後、宮殿の修理ができなくても、国民には税金を課さず、数年後に、民家から煙が出るようになったときに、国民に税金を課すようにしたということです。』
国民が貧しいとき、苦しいときには、税金を課さなかった。
国民の貧しさや苦しさを、共に経験した。
国民が豊かになるのを待った。
このようなことでしょうか。
現在、コロナ禍にあって、日本の政治を行う人たちはどうでしょうか。
私は、仁徳天皇の「民のかまど」とは、真逆のことをやっているように思えます。
税金を課さない。つまり、減税しているようには思えません。
支援金、補助金、支援事業等は、税金の後取りで、税金を取らないことではありません。
後から、いっぱい取るのです。現在の分も含めて上乗せして取るのです。
コロナに加えて、ガソリン等の高騰が進む中、ガソリンについては、補助金をばらまくばかりです。
「ガソリンに関係する税金をすべて免除せよ。消費税も免除せよ。」
と言いたい気持ちです。
国民の貧しさや苦しさを、共に経験しているのでしょうか。
「国民に寄り添う」「国民の困りごとを解決するのが政治の仕事」などと聞こえのいいセリフは出て来ますが、つまりは税金をたくさんとって、自分たちの仕事を増やしているだけ、自分たちの思想や理想を実現したいだけのように見えます。
国民が豊かになるのを待っているのでしょうか。
待っていません。
どんどん税金を使って、自分たちの仕事を増やしているだけです。
コロナを終息させる根本的な方法を探らないで、ただひたすら新たな変異株が流行したら対応するという対処療法を繰り返すだけです。
予算を増やして、「過去最高の予算です」「これだけやっています」とただ国民にアピールしているだけのように見えます。
国民を信じて、思い切って、国民に大幅に任せてみてはどうかと思うのです。
政治を行う人たちのすることは、異常ともいえる変異株の流行を止める方法を探ること、国民の智慧と勇気を活用し国民の不安を払拭すること、これも国民の智慧と勇気を活用しできる限り自由な経済活動を認めることだと考えます。
コロナ禍における「民のかまど」とは何なのでしょうか。
仁徳天皇が、この時代に生きていたならば、どうなさるのでしょうか。
最近、良い花の写真が撮れません。
今日、最近さわがしくなったスズメを写真に収めようとしましたが、逃げられました。
そこで、昨年の夏に取った百日草の写真をアップしました。
早く春が来ないかなぁ。
コツコツと正しい方向で努力を継続する皆さん。
未来はあなた方の手の中にあります。
がんばれ。
負けるな。
60歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
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