「新型コロナウィルスの影響で困っている中小企業へ私がアドバイスするとしたら」の3回目です。
飲食店に絞ってアドバイスを考えてみました。
ニュースを見ますと、飲食業への営業時間短縮要請、一定期間営業休止要請等が行われているようです。
要請に応じた見返りとして協力金が支払われるようですが、事業を継続する上で十分な金額なのかは疑問です。
やはり、営業を継続し、自らお金を稼ぐことが必要な場合が多いのではないかと思うのです。
そこで、営業時間短縮、一定期間営業休止等は行わずに、営業を継続するという経営者の方に向けたアドバイスを考えてみました。
基本は、PDCAサイクルを回しながら営業を継続することです。
Pは仮説です。
お店関連で新型コロナウィルスの感染者を出さない対策を考えます。
政府等が公表している対策にプラスして実施します。
科学的証明がないものでも、効果があるのではないかと思われ、副作用がないと思われるものを考えます。
Dは実行です。
立てた仮説を実行していきます。
Cは検証です。
仮説を実施しながら営業を継続した結果、お店関連で新型コロナウィルスの感染者が出たか出なかったかを確認します。
科学的検証ではありません。
お店関連で感染者が出たか出なかったかです。
Aは決断です。
お店関連で新型コロナウィルスの感染者が出なかった場合は仮説の実行を継続します。
新たに仮説を立て、付け加えても構いません。
お店関連で新型コロナウィルスの感染者が出た場合は残念ですが、一定期間休業し、反省・検証をして、再開のときには新たな対策を考えないといけません。
この繰り返しです。
私の考えるP(仮説)です。
まず、経営者、従業員の方が感染予防に努める必要があります。
お店に出勤している時だけでなく、自宅や休暇等のときも感染しないように努力する必要があります。
手洗い、マスク、密の会話を避けることを基本として、うがい、鼻うがい、舌みがきの実施してもらう。
暖房、衣服、カイロ等で暖かくする。
疲れ、のど・鼻が変と感じたら、寒さを感じて悪くなるかもしれないと思ったたら、早めに、市販の風邪薬等を服用し、栄養をとり、睡眠を十分とる。
できれば、常連のお客様にも協力をお願いしてみましょう。
お店でできることとして、店内のテーブル、カラオケのマイク等の消毒の徹底、換気、加湿器、空気清浄機、ビニールシート等の設置等があります。既に実施されている経営者の方もいるはずです。
定期的に、緑茶、紅茶をお客様にお出しして、うがいして飲んでもらってはどうでしょう。
緑茶、紅茶を加湿器で噴霧してみてはどうでしょう。
次亜塩素酸加湿器でもいいと思います。
神さま、仏さまをもっと身近にしてはどうでしょうか。
神棚等があっても形式的になっていませんか。(もし、なければ神社やお寺にいって、お札等をもらってきてください。)
毎日、営業開始前にお祈りをして、無事に終われば感謝をする。
これを繰り返してはどうでしょうか。
いきなりやっても、神さま、仏さまが聞き届けてくれるかは分かりませんが、神さま、仏さまに祈ることで、自分の気を引き締めるようにしてください。
お店に結界のようなものを作り、悪しきものを近づけないようにイメージしてみてください。
前回も書きましたが、ザ・サンダー -コロナウィルス撃退曲-というCDを定期的に店内でかけてみてはどうでしょうか。
密を避けるのであれば、営業時間は、長い方が良いのではないかと思います。
長時間営業することで、1~2時間単位では密を避けて、できるだけ多くのお客様に楽しんでいただくことをお客様に訴えて、お願いしてみてはどうでしょう。
また、発熱等がある方や体調がひどく悪い方等は、利用を遠慮していただくことも必要かもしれません。
お客様の協力がなければ、この難局は乗り切れません。
これらに加えて、これらからヒントを得て、自らの対策を考えて実施してください。
一店舗だけで実施すると反発をくらう可能性がありますので、地域や組合、複数店舗で実行してみてはどうでしょう。
実施した内容と効果は、是非、公表してください。
公的機関等から批判されたら、「この国のリーダーシップをとるべき人たちが、大人数の会食を続けていて、一部の店舗には、営業時間短縮要請や一定期間営業休止要請をする。それでいいのか?」とでも言ってやってください。
公的機関等は、感染症対策と経済再生の両立策を打ち出すことはできていません。
民間が自らの手で、試行錯誤を繰り返しながら、両立策を見出していくしかありません。
一歩踏み出すのに必要なものは勇気です。
多くの飲食店の経営者の方々が、営業を継続しながら、この難局を乗り切れることを祈ります。
お客様が来てくれるということは、お客様から必要とされている、評価を得ているということです。
そのような大義をもって自信をもって営業を継続していってください。
がんばれ、負けるな。
自分の目標に向かってコツコツと努力を継続している皆さん。
未来はあなた方の手の中にあります。
人生、チャレンジやトライをすれば、まさに、試行錯誤の連続です。
でも、得られるものは大きいと思います。
絶対に諦めるな。
59歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
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