ここ数日は雨模様の日ばかり続いて今日の雨は冷たくて大分冷え込んで、家にくすぶってつまみぐいばかり、
こんな事ではいけないのでと図書館にいってみると
空調が快適なのでくたびれたオヤジ達が本棚近くの腰掛に座って居眠りをしている、 本を読んでいて眠くなったのか 眠るために来たのか知れないが寝顔をさらけだしてみっともない光景だ。
俺はこういう連中とは違うんだよねと言い聞かせながら年寄りコーナーを覗いたら 浜美枝の「孤独って素敵なこと」の背表紙が目について手に取るとカバーにはデカい鼻と、唇の彼女の写真が載っていて篠山紀信が撮ったそうだけどチョットという感じ。
その隣には村松友視の「老人流」というのが目についたので 2冊を借りてきた。
映画「007は二度死ぬ」から浜美枝、ショーンコネリー
浜美枝と言えば植木等とのサラリーマンものと007のボンドガール、 で植木等の事はだいぶ字数が多くて新しい事が分かったけど ショーンコネリーについては顔写真は載ってるけど数行しか書かれてなくて英語の勉強と教師の事ばかし、 書けない事情があったのか英語を覚えるのに大変だったのか もう少し書いて欲しかった。
表題で孤独と書いてるけど家族は近くに住むし仕事も持っていて一人を楽しむ時間という意味みたいで 眠狂四郎の孤独とはえらい違いだ。
俺の場合は正調の独り暮らしだけど 孤独とか難しい事はどうでもよくて ただ呑気に行ければ幸せ者 と云う考えだ。
村松については洒落たエッセイを食道楽が主体で書かれてたけどモハメドアリと猪木の一戦、紅白歌合戦の水原弘の黒い花びら 黄昏のビギン、 ウエスタンカーニバルのスター なんて出てきて懐かしかった。
浜も村松ともに俺と同世代、 老人コーナーの書棚に並んでるとは思はなかった。
年を取るのは年金暮らしの俺と変わりはないみたいである。