黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

摂生、摂生

2016-03-16 | 日記

前回はスケッチブックと絵の具まで持参して入院したけど 病室から見えるお台場の風景はだだっ広いくてコンクリートばかしで描く気持ちになれず何にも描かなかった。 今回は退院後の記事の材料にしようとA4版ぐらいの小型のスケッチブックを持参。
タブレットの画面からライザ・ミネリをスケッチしてテーブルに置いといたら看護師がそれを見てチョイ誉めで それでは外の景色を描いて見せてくれとしきりに言う。 しかし描きたく無いので数日ほっといたけど催促を受けてしまい退院2日前に描く事になる。
窓外のビル群の屋根の上に見えるゲートブリッジを と思ったけど屋根関係が複雑なので自分には描けるわけがない、それではとビッグサイトを描く事にして始めたけどコンクリートばかしの線が複雑で頭がおかしくなりそう、幸い彼女は夜勤明の休なので投げ出してしまう。 しかし翌日に表れ 途中の絵を見た彼女に最後までやんなさいよとハッパをかけられ頑張って適当に格好をつける。 夕方 血圧、体温等の検診に来た彼女に見せると手に取って喜んでくれて 窓外と絵を比較してソックだと言ってくれる。 しかしソックリという誉め方、 自分には製図を連想させ嫌な誉め方で絵にはうといらしい、しかし入院中マイナーな気持ちの患者を元気付けてくれる頼れる看護師に出会う事が出来て良い入院生活が出来たと思ってる しかし二度と入院したいとは思わないけどね。

         

  ビッグサイトと窓辺に置いたライザ・ミネリのスケッチの写真(上部のゲートブリッジを見せたくて編集しました)

スケッチをしてると回診の担当医が背後にきて声をかけられ誉めてくれ お付の若い医師たちも誉めてくれる。 患者の絵を見て下手くそと言うわけがない、もし下手くそといったら治療上まずいと事にもなりかねない。

担当医から 今回の手術は上手く行って転移の心配は少ないと思われるが 採取した手術片の生検の結果を見ないと明確にはいえない 結果が出るのは来月の初め それまで充分摂生しなさい特に食べ物にはと言われてしまった。
家を出てくる時よりは暖かくなってると思い 会計を済ませて外に出ると意外と寒い。 この時期は三寒四温で4月になれば間違いなく桜が咲く、 お陰で何回かある花見には顔を出せそうで酒は控えめにして楽しもうと思ってる。 しかしその前に言い渡されてる二週間の禁酒期間 摂生、摂生である。


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