風になりたい

自作の小説とエッセイをアップしています。テーマは「個人」としてどう生きるか。純文学風の作品が好みです。

大阪焼き(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第323話)

2016年04月26日 22時45分45秒 | 連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』
 大阪焼きとはお好み焼きのことである。
 奥さんは中国人なので、お好み焼きのことを「大阪焼ダーバンシャオ」と呼んでいる。
 お好み焼きには山芋をすりおろして入れたほうがいい。ただ、山芋をあまり入れすぎるとぼろぼろになって固まってくれないので、少しだけ入れるようにする。お好み焼き粉は必ず牛乳でとく。水でといてもいいのだが、牛乳のほうがおいしい。
 僕が奥さんにお好み焼きの作り方を教えたところ、すっかり作り方を覚えてしまい、自力で作れるようになってしまった。
 奥さんはエビが好きなので、小エビのむき身を買ってきて入れる。でも、肉もほしいから、豚肉の薄切りも入れる。毎回、ぶたエビ玉ができあがる。
 お好み焼きは余分に焼いて冷蔵庫に入れておく。弁当にお好み焼きと御飯を持っていき、インスタントの味噌汁を作れば、次の日の昼ご飯はお好み焼き定食となる。


(2015年4月13日発表)
 この原稿は「小説家なろう」サイトで連載中のエッセイ『ゆっくりゆうやけ』において第323話として投稿しました。
 『ゆっくりゆうやけ』のアドレスは以下の通りです。もしよければ、ほかの話もご覧ください。
http://ncode.syosetu.com/n8686m/

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