そして誰もいなくなった、、、ではないですが
極小で出発して、結局、伊丹空港に戻ってきたのはお二人だけ。
ある意味うちらしいか。
さて、自己満足で出発した田中一村を辿る旅。
最後まで中央画壇に認めらず、没後評価が高まった不遇の画家、
まま、そう紹介される田中一村。
その大回顧が開催される東京での美術展を鑑賞して、
その足ですぐ、多くの題材となった、一村終焉の地・奄美大島に飛ぶ。
たった3日間で(本当は2.5日)、東京→奄美と巡り、
つくづく感じたのは、
「やっぱり、企画にはテーマが必要なんだなぁ」
正直いうと、久しぶりに“企画した感のツアー”でした。
なにせ最近は、食事場所の手配で完結することが増えました。
なぜなら売れるから。お客様のニーズが高いから。
これはこれで、それなりのハードルがあるのですが、
旅行会社のいち企画者としては、他人(ひと)のふんどし借りる企画、
これってどうなんだと、思うことも時々。
で、テーマに沿って、ちょっと振り切った企画を作ってみたら、
案の定、ぜんぜん売れなくて、そしてものすごくいい旅でした。
どちらも最初からわかっていました。
ご一緒したお客様から、
「やっぱり行かなわからんことってあるんやね」
「わたしらだけの特権やね、こんな旅、銀ステさんやからできたんやね」
あら、久しぶりに聞きました。
そして心底嬉しく、企画者冥利なるものを思い出させてくれました。
何より、この旅を終えて、
不思議と自分の仕事がまた好きになりました。
それでは、田中一村も見ただろう、旅の一場面をどうぞ。
【立神】海の彼方から島を訪ねる神さまの休憩場所
【作品の題材ともなった亜熱帯の植物】
【一村、終の棲家】
私の絵の最終決定版の絵がヒューマニティであろうが、
悪魔的であろうが、
絵の正道であるとも邪道であるとも
何と批評されても私は満足なのです。
それは見せるために描いたのではなく
私の良心を納得させる為にやったのですから…
【知人への手紙より抜粋】
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