銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

北京、2度目の特権

2012年04月25日 | のほほん同志Aの日常

明日から北京にいってきます。

ここ数年、中国は毎年のように添乗で訪ねていたのに、
その大半がいわゆる奥地。

なので、北京を訪ねるのは学生時代以来、実に十数年ぶりです。

卒業旅行で訪ねた北京。

当時、バックパッカーの間では
「中国とインドを旅できたら、世界中どこでも大丈夫」
とまことしやかに言われており、ならば学生最後の春休みは中国へ行こうと、
1か月間の中国一人旅を敢行したのでした。

降り立った2月の北京。

寒さが、頑なさが、ほこりっぽさが、
いったい何がダメだったのでしょう。
恥ずかしながら到着3日目で
「もう帰りたい…」とへたりこみそうになりました。

でも帰りの航空券は1ヶ月先です。
家族にも豪語して出てきています。

プライドが(何の?)、許しませんでした。

とりあえず1ヶ月を乗り切るためにと、
絵葉書を30枚買いました。

1日1枚、友人に文字をしたため
毎晩その絵葉書を「1枚、2枚…」と数えては
枚数が減っていくのだけを心の支えに過ごしました。

…それが北京の一番の思い出。

とはいえ、1週間もするとすっかり馴染んできて、
中国内地をくるりとひとまわりし、
1カ月後、上海に戻ってきたときには
地元の上海人から素で道を聞かれるほど風景にとけこんでいたのですが。


そんな話を中国の手配先の方としていたら、
こんなメールが届きました。

「北京が初めてというお客様よりも、
 久しぶりの添乗員さんのほうが驚かれるかもしれないですね。
 北京の、というより、北京の人の変身ぶりには
 私も本当に驚きましたから。
 この驚きは以前の北京をご存じの方の特権ですから、
 どうぞじっくり見てきてください。」

なるほど。

絵葉書を支えに過ごした北京の街は、
どう変貌しているのでしょうか。

2度目の特権で、しっかりと感じてきたいと思います。


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え!マジですか?

2012年04月25日 | 見かけだおしNのつぶやき
朝、見慣れた、マンション(銀ステの)ドアを開けると
カワイイ女性ものの靴が並んでいました

狭い事務所に、今日初めて
新生?銀のステッキのスタッフが勢ぞろいました!

とはいえ、ただただ暑苦しい・・・

なんとなく酸素が薄い気がしながら、久しぶりに皆がそろっての本日

新人の一人が、当社で定期的に行っているサロン会に
行ってきました

お食事会という名のもとの、当社の宣伝の場!
「お客様と、とにかく楽しんでおいで!」
と送り出したものの本来は営業の場
ツアーと違い、新人には少々難しい仕事かもしれません

さてさて、どうなることやら

で、昼過ぎに意気揚々と戻ってきた本人
トラブルもあって、かなりドタバタしたようですが、
なんとなんと
受注を5件も取ってきました!!

これには正直びっくりしました

いつも、あたふた、落ち着きなく
接客もままならならず
雷落とすこと、数え切れず

最近、彼女に声をかける私のトーンは・・・
たいがい怒鳴っているか
諭しているか
いずれにしろキツイものでした

さて、今日のサロン会にご参加の方で、
私にはとても思い出深いお客様がありました
夕方、お礼を兼ねてお電話してみました

「今日はお会いできず残念でした」

すると、その方

「あなたに会えなくてとても残念だったけど、今日の新米添乗員さん
初めてあなたとご一緒した時、そのままでしたよ」

え~~!!!
え~~???

この方、実は私が初めて添乗なる仕事をした時の初めてのお客様
もう随分前のことです

今、厚かましくも、棚の上に自身をのせ上げ、
毎日ガミガミやっている私

そんな私に、ふふふと笑いながら、
「あの頃のあなたにそっくりでしたよ、彼女」
そう懐かしく言われてしまい・・・

長らく新人教育とは無縁でしたが、
誰もが通る春の日々

少し、いえ、かなり過去へサカノボリ思い起こせば
今があるのは、あの頃があってこそ、
確かにそうです

と、待てよ、そうだ、
私も先輩諸氏に、毎日どやされていました
しかも集中して?!

よって、遠慮なく、明日からも
『あの頃の私』、彼女たちにしっかり対峙していきたいと思います

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