「あんたがインドに行く前に、久しぶりに女子会してよ」
久しぶりだったっけ?
もう6、7年前でしょうか、
「女子会」なる言葉が流行ったころ、
ちょっと、自分たちに当てはめて、
年に数度の集まりを、そう呼ぶようになりました。
もちろん、私はすでにこっぱずかしい年齢でしたが、
他のメンバー(アイドル風に)は、すんなり受け入れ、
あえて、こう呼ぶことに嬉々としていたようにも、、、
さて、年末、メンバーの一人から召集がかかり。
「あんたが一番忙しいから、都合に合わせるわ」
そう言ってくれてたはず。
ところが、年明け。
「結局、この日しかあかんかったわ」
え?
女子会メンバーも今や私を含め3人。
まあ、ね。
増えはしないお年頃ですよ、なんせ、もと女子ですから。
「もう、私ら数えで92歳よ〜」という二人から、
私に与えられた選択権は、たったいちにち。
・・・忙しいのね。
で、イタリアンレストランで始まった女子会。
「久しぶりね〜」
いやいや、久しぶりではない。
年末にも会ったし、結構な頻度で会ってるはずだ。
白ワインを手に
「新年おめでとう」
「あ、ご主人亡くなったからおめでとうはあかんね」
「まあ、もうええやん」
ええことはないような、、、
ひとしきり、
夜中に何回トイレに起きるか談を終えると、
おもむろに、一冊の本を取り出して、
「これ面白い本よ〜」
どうやら今、2人の中のブーム本らしく。
どれどれ。
タイトル!!
『すぐ死ぬんだから』著:内館牧子
2人は、含み笑いをしながら、
「案外、あんたにも当てはまるかもよ」とニンマリ。
ニンマリの理由を知りたくて、
帰宅後速攻、読み切りましたが、オイオイまじか!(が感想)
食後、
「ちょっと気の利いたブティックに連れっててよ」
ブティックって、そもそも女子が言うか!?
と、今更そこはスルーして、
私さえも、時々無理して覗く若向きのショップに案内すると、
「ずっと立ってんのしんどいから」ハァハァ、息もあらいぞ。
ゆ〜っくり、ゆっくりと杖を置いて、
まあ、パッパと、ちゃっちゃと、指差しで買い物終了。
やるときはやるのね。
とってもステキな個性的デザインのものばかりをチョイス。
やっぱ、格好いいわ、2人とも。
で、荷物持ちよろしく、両手に大袋プラス、両手に2人。
ほら段差に気をつけてよ。
「よう喋ったから喉渇いてきたわ」
ハイハイ、コンビニでペット茶ね。お待ちくださいよ。
キャップを開けて、はいどうぞ。
グビっ。ゲホっ。ゴッホゴッホ、、、
確か、インド出発前の壮行会だったように思うんだけどなぁ。
と、私の心を読んだのか、
それはそれは、大きな声でごにゃごにゃと内緒話が始まり、、、
「お茶代でも、食事代でも、なんぼぐらい、云々」
真剣な面持ちで打ち合わせをする2人、
って、丸聞こえだし!
そこはスマートにお願いしますよ。
はぁ、楽しい一日でした。
の横で、
はぁ、疲れたわ、ってお二人さん!そりゃないわ。
「とにかく、気をつけて行ってきてや、帰ったらまた久しぶりに」
・・・。
オッケー、じゃあね!
と、手を振る相手は、確かに女子。
だって。
さんざん昨日喋ったのに、、、
今朝、電話が鳴って、
「何してるん。今日、あんた」
もう、完璧女子でしょう!
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