「暑い夏がどうも苦手。
どっか涼しいとこで長期滞在できるような計画をたててよ」
こんな声を随分前に聞きながら、ずっと放置していました。
それから数年後、「ザルツブルグ音楽祭」なるツアーが銀のステッキから
出たことがあります。これも、今となっては懐かしい記憶です。
ちなみに昨年は音楽祭100周年の節目だったようで、コロナ禍下でしたが、
縮小しながらも伝統を守り、今年へと引き継いだと聞きます。
さて、その夏の音楽祭を目当てにオーストリアのチロル地方を旅した時のこと。
会場でもあるザルツブルグの近くに「インスブルック」という
二度も冬季オリンピックの会場となった山岳リゾート地に立ち寄りました。
行程上のあくまでも中継地点だったので、
一泊か、せいぜい二泊しただけだったように記憶しています。
旅のハイライトの音楽祭前だったので、あまり期待もせずに訪ねたわけですが、
まぁ、ここがすごく良かったのです。
のちに、ご一緒したお客様も、
いろいろ盛り沢山のツアーだったはずですが
「インスブルックやったら、もう一回訪ねてもええな。
でも、次回はゆっくり、あの町だけにしてや」
わかります。
とにかく山が近い。
北はドイツ、南はイタリア、西はスイスの山々に囲まれ、
ドナウ川の支流の一つイン川のほとりに片寄せあうように連なる、
なんともポップでカラフルな町並みが特徴です。
何より、朝に夕に、山から下りてくる風の能天気なまでに清らかなこと!
”ハプスブルク家の女帝マリア・テレジアがこよなく愛した町”と
枕詞になっているのも納得です。
大国を女だてらに統治する心労は相当なものだったはずですが、
気高いアルプスの山々を眺め、心が洗われる思いだったのではないでしょうか。
(知らんけど)
そのインスブルックのホテルで一緒になった旅行者の一行がありました。
訊くと東京からのツアーのようで、
しかも8日間もこの地に滞在するということでした。
朝食後は、完全フリータイムで、
参加者は、周辺の地図を手に思い思いの時間を過ごしている様子でした。
小さな町なので、歩いてぶらぶらしても繁華街まではすぐですし、
路面電車を利用すれば、ちょっと郊外へとプチ旅行気分も味わえます。
そして、天気が良ければ「今からあの頂に行きましょう!」
思い立ったようにアルプスの山を目指すこともできます。
(山岳列車に乗って)
もちろん足を伸ばして「ザルツブルグ音楽祭」へ毎夜出かける方や、
近郊のチロルの村を訪ねたりする方もありました。
そんな普段着の旅行者を見て、
「あんな旅行、銀ステさんもしてくれたらいいのに」
二日ほどの滞在に、後ろ髪をひかれるように、そう仰った方がありました。
ずっと心に残していながら、やっと企画してみました。
とはいえ海外はまだ無理ですが、日本の山岳リゾートといえば・・・
やっぱり信州白馬ですね。
銀のステッキでは初の試みです。 詳しくは、コチラ>>
暑い夏、関西を飛び出して、アルプスの懐に抱かれて過ごす夏の休日。
ぜひ、ご一緒ください。
ちなみに、お約束のように「気ままな滞在旅行」とうたっていますが、
フリータイムはなし。
添乗員がずーーーと、お客様にまとわりつきます。
うっとおしい上に、暑苦しい。
(避暑地なのに!)
銀のステッキ旅行ならではの、気まま旅をご提案します。
と、最近しらっと旅の宣伝が増えていますね。
だって、銀のステッキは、旅行会社ですから。
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