銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

いのちぼうにふろう物語 千秋楽

2022年10月09日 | 見かけだおしNのつぶやき

なんだ、なんだ。

この長ったらしいタイトル。

ツアーを売り出した時には、この公演名の深い意味がわからず

単純に、これ売れるんかなぁ、と思っていました。

 

すみません。

仲代さん、そして無名塾ファンの方はちゃんとご存知でした。

この舞台の意味を、その背景を。

 

山本周五郎「深川安楽亭」の物語が原作。

仲代さんの愛妻、宮崎恭子さんが亡くなる前、最後に脚本を担当した作品です。

これを今回の舞台にもってきたところに、

仲代さんの並々ならぬ意気込みが感じられます。

 

舞台をご覧になったお客様。

オイオイと涙したと。

 

それは、やはり最後の大捕物の演出時だったようです。

能登演劇堂の大がかりな舞台装置として知られる、

舞台奥の観音扉が開いて、屋外と屋内が一体化する演出。

篝火の中、御用提灯を手に取り囲む大人数の追手達。

その圧巻の演出を持ってしても、越えられなかったもの。

 

舞台ど真ん中で、ざんばら髪でひとり仁王立ちの仲代さん。

小刻みに手が震えていました。

ちょっとよろけもしたんですよね。

でも、立ち続けたんです。

凛と背筋を伸ばして、虚空を見据えて最後まで。

真正面を睨みつける、その眼力に圧倒され、皆さん涙したとおっしゃいました。

 

自他共に、この舞台をもって千秋楽とする声もあります。

でも。

演技の完璧って何でしょうか?

そもそも演技の完璧って何をもって評価されることでしょうか?

人を感動させる術とは、、、

「生き様」、

そんなものを舞台で見せていただきました。

「いのちぼうにふろう物語」

 

自己愛が幅を利かせる今の世。

誰かのために命をかけること、そんな無償の愛。

 

「人を深く思う気持ちがあれば戦争は避けられる。

絵に描いた餅であっても、その絵を掲げて生き続けたい」

 

今年90歳を迎えた仲代達矢。

公演パンフレットの挨拶文にはそう書かれていました。

 

いよいよ最後最後サギ?でもなんでもいいです。

来年、また舞台での再会を願います。

その時は、何処かで小さな平和が増えていますように。

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