銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

10月もあっという間、このスピード誰か止めてーー

2023年10月31日 | 見かけだおしNのつぶやき

あるツアーにお誘いしたお客様。

いつもなら、YES or NO、即答。

でも、今回は少し間があって、ちょっと考えると仰いました。

 

銀のステッキは、とにかくお誘い電話を頻繁にかけています。

もちろん辟易なる声もあるでしょうが、

個々のお客様のシコウに合わせて、これぞという企画を提案しているつもり…。

どうでしょう?

 

さて、先のお客様は、列車旅が心底お好きで、

ご自身も“生粋の鉄ちゃん”と自負されています。

なので、今回お誘いした列車企画も、

「絶対お好きなはず」という、確信あってお声掛けしました。

それが、珍しく悩まれたんです。

もしかして、ご体調?

何かご事情が?

お断りを覚悟して、ふたたびかかってきた電話を取ると…

思いがけない言葉が。

「銀ステさんの参加者で、一番の高齢は何歳ですか?」

え?

真剣なトーンに、こちらも改めて考え込んで、

浮かんできたとあるお客様のお顔。

「最高齢は、確か94歳の方です」

すると、もう一度電話を切られて、数分後。

「参加します。もう銀ステリタイアと思っていましたが、

先輩があるなら、私もまだお願いできますか?」

 

所変わって本日、京都の日帰りツアーに、かの“先輩”が参加されました。

いつもは送迎付き介護タクシーのラヒホ企画に来ていただいていますが、

どうしても今日の美食ツアーに参加したいと、

集合場所に、自力で(ご家族の協力を得て)来られました。

 

そして念願の食事場所で、お馴染みの皆さんと会食しながら、

仰ったんです。

「体もゆうこときかへんし、迷惑かけるんわかってるけど、

来たかったねん」

「なんでって、知ってる皆さんとお会いすると、

思い出すことがなんやぜんぶ懐かしいて」

美味しいご飯のためじゃなかった。

じーーんと湧き上がる懐かしい、その気持ちに誘われて来た、と。

 

ちゃんと熱燗も一合空けられて、カウンター越しに店主との弾む会話、

おしゃれな伊達メガネも健在、そんな変わらない佇まいが、

本日のお客様にどれだけの〇〇を与えられたことでしょう。

ご一緒した皆さん方々から

「わたしらもまだいけるやろか」

ピシャリ

「何言うてんの、あんたらまだまだ若いやんか」

 

うん?そんなに若くないお客様は、

一瞬苦笑いしながらも、すぐに笑顔になって、

「また、次回も来てよ、元気で会おうね」

そう言ってお別れされていました。

 

ご自宅に無事着かれて、すぐ電話がありました。

「ほんまありがとう。おかげさんで楽しかったわーー」

おかげさんで。

でも、今日ご一緒した皆さんも、もっと言えば、

全く関係ないお客様にも、〇〇を与えてくださっているんですよ。

“おかげさん”は、こちらのセリフです。

ありがとうございます。

銀ステ広告塔となって、これからも頑張ってくださーーい、ね!!

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