古代人は、三輪山を「神が特に美しく創りたもうた山」と形容しました
神やどる道さながらのたたずまい
山の辺のみちは、額田女王が飛鳥から新都近江宮へ向かう際
三輪山を しかもかくすか 雲だにも 心あらなむ 隠さふべしや
と歌って、哀惜の情をこめて歩いた道
住み慣れた飛鳥を背に、振り返るとなだらかな山容の三輪山
果たして、どんな思いで新都へ向かっていったのだろうと思います
古代は栄えたこの辺りも、
今はそのころを偲ぶものは何もなく滅びてしまい
今は、のどかな自然の風景が広がるのみ
だからこそ、歩いてみると、その時代へ引き込まれていくような気がするのです
・・・と、感傷に浸っている余裕もなく
次々現れる、柿や果物、野菜の販売所というトラップに
見事すべて引っかかっていく銀ステ一行
全員のリュックがパンパンに、ずっしり重くなる頃
夕陽が沈み始め、ようやく桧原神社に到着
ここを歩く際に必要なものは、歴史書でも、ガイドブックでも、
ましてや古代に思いを馳せる時間でもなく
無人販売所で支払う、たくさんの100円玉でした
おかげで、快晴の秋空の下、
楽しい充実した歩きの時間となりました
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