銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

山の辺のみちを歩く

2023年10月27日 | Hの生きる喜び、それは

古代人は、三輪山を「神が特に美しく創りたもうた山」と形容しました

神やどる道さながらのたたずまい

山の辺のみちは、額田女王が飛鳥から新都近江宮へ向かう際

 三輪山を しかもかくすか 雲だにも 心あらなむ 隠さふべしや

と歌って、哀惜の情をこめて歩いた道

住み慣れた飛鳥を背に、振り返るとなだらかな山容の三輪山
果たして、どんな思いで新都へ向かっていったのだろうと思います

古代は栄えたこの辺りも、
今はそのころを偲ぶものは何もなく滅びてしまい
今は、のどかな自然の風景が広がるのみ

だからこそ、歩いてみると、その時代へ引き込まれていくような気がするのです

・・・と、感傷に浸っている余裕もなく

次々現れる、柿や果物、野菜の販売所というトラップに
見事すべて引っかかっていく銀ステ一行

全員のリュックがパンパンに、ずっしり重くなる頃
夕陽が沈み始め、ようやく桧原神社に到着

ここを歩く際に必要なものは、歴史書でも、ガイドブックでも、
ましてや古代に思いを馳せる時間でもなく
無人販売所で支払う、たくさんの100円玉でした

おかげで、快晴の秋空の下、
楽しい充実した歩きの時間となりました

****************************************
旅行、オーダメイド旅行のご相談は…  
銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co
******************************************


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« りんさんの餃子をもとめて瀬... | トップ | 龍と、ぶどうと、プラネタリウム »
最新の画像もっと見る