銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

「もしもし、宝塚の旅行会社で、銀のステッキといいます」

2023年11月23日 | 見かけだおしNのつぶやき

「あ、話題の」

電話の先の声が、ちょっと好奇を含んだ高音で返してきました。

これは私が初めて聞いた音かもしれません。

 

宝塚で起業して、銀のステッキなんて誰にもわからない。

でも、手配先であれ、お客様であれ、枕詞に必ず

「タカラヅカの旅行会社で、、、」をつけて自社を名乗ってきました。

相手は、ほぼほぼ

「あら、あの宝塚!」となって、

旅行会社なのかなんだかよくわからない「銀のステッキ」なる響きを

すんなり受け入れてくれたように思います。

しかも、いい風に。

遠く沖縄、北海道に電話したとしてもです。

 

それが、このたび初めて聞くフレーズで受け取られた時に、

改めて、世論なる現状を知ったのです。

 

「宝塚と聞いて?」なる問いがあれば、

かの手塚治虫さんさえも次点に甘んじてしまう、

絶対的認知度は宝塚歌劇となるでしょう。

そうか、やっぱりここは歌劇の街だったんだなぁ。

 

最近毎日のように映像に映る、宝塚市民にとってはお馴染みの風景。

それが、よからぬ報道の背景に連日映る。

楽しい夢の世界の背景であるべき場所なのに。

どうあれ悲しい。

そうスタッフが朝礼で言った。

本当に。

日常の風景だからこそ、なおつらい、とも。

 

この問題は、、、なんて部外者がつべこべ言うつもりはなく、

あくまでも雇い手と働き手との問題。

働き手という表現が正解かわかりませんが、

演者の方が、よりよいパフォーマンスができる環境を整えるだけ。

 

宝塚ブランドに少なからず(おおいに)恩恵を受けてきた身としては、

せめて。

電車の中吊り広告に載る醜聞を煽るワンノブにはならないよう、

表舞台である秘密の花園を尊重したい。

だからこそ舞台裏の改革は早急事案と認識しています。

 

コロナ禍あけ、観劇モードが最高潮になったのも、

それだけ、非日常に連れ出してくれる、

高揚させてくれる舞台を、誰もが欲していたからでしょう。

一枚のチケットが、誰かの幸せに繋がっている。

たくさんの心を救ってきたんですよーーと、

声を大に言いたい。

 

とにもかくにも。

時代が変わることに目をつぶってはダメな世になったんですんね、

きっと。

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