銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

小谷村 牛のわらじ

2021年10月09日 | 見かけだおしNのつぶやき

白馬に暮らす旅、無事終了しました。

振り返ってみれば、「暮らすように」とはいかず、

天気を見ては、彼方此方へと出かけていたので、

「長い旅」になりました。

ご参加の皆さま、お疲れさまでした。

お客様の声を拾っていくと…

滞在型の旅が初めてとあって

「思った以上に色んな体験ができて良かった」

「自分ではしないことも皆さんに釣られて挑戦できた」

という反面、その日の予定が突然決まるので、

「準備(服装など)に困った」「朝の出発時間は重要です」

というご意見も。

白馬の観光となると山にあがる(ロープウェイ、ゴンドラ、リフト)ことが

ハイライトになってくるので、旅程のバランスを無視して

G o  G o!それ山へ!と連日案内してしまったのは反省です。

高低差が激しいのでお客様の身体には少なからずご負担になったことでしょう。

なんといっても皆さんには、久しぶりのご旅行なわけで、

しかも「海外に行けないから、長期の旅に参加」

「自然の中でゆっくりしたい」「自分のペースでのんびり過ごせる」

そんな思いで参加された方ばかり。

それなのに、添乗員は張り切ってしまうわけです。

「せっかくだから、久しぶりだから、もっともっと」と。

ここにお客様と添乗員の「暮らすように旅する」への捉え方に

ギャップが出るのでしょう。

お客様にとっては、

十分なストレッチ、柔軟体操をしないままコートに立たされるようなもの。

 

今月に入り観光業にとっては少し明るい兆しが見えてきましたが、

長い自粛生活で凝り固まった身体で、久しぶりの旅に出て行かれるお客様。

互いに2年前と同じでない、

これをよく理解して、案内していくことが「銀のステッキ」の

これからの課題のようにも感じました。

 

さて旅の最終日、何が記憶に残りましたか?という問いに

「霧の中の八方尾根」

「栂池の紅葉」

「岩岳からの眺望」

「スキージャンプ台のスタート地点の見学」

と、ふんふんと納得のご意見の最後に

「牛方宿の牛のわらじ」

と、おっしゃる方がありました。

 

小谷村の千国街道(塩の道)を訪ねた時に、

塩を運ぶ牛が休む「牛方宿」に展示してあった牛専用のわらじ。

大きな牛の体躯にそぐわない小さなわらじがぶら下がっていました。

日本海のぞむ糸魚川から松本へと、

雪深い山道を重い荷を背負ってのっしのっし。

その牛足の蹄に履かせるわらじが思いのほか童子(わらべ)サイズだった。

面白い発見でした。

 

「ああ、疲れた〜」となったとしても、不思議とまた旅に出る理由。

それはこんなことかもしれませんね。

 

銀のステッキでは、3回目となった今滞在型の旅。

改善点も多々ある中ですが、

ご希望いただく声が増えているのも事実です。

また季節や行き先を変えてご案内していきたいと思います。

ご参加いただきありがとうございました。

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では、後半の旅をどうぞ。

千国街道にも秋の訪れ

ひっそり白馬青鬼村の時間

白馬ジャンプ競技場は恐怖の連続

岩岳の眺望にはしゃぐ

朝の清々しい和田野の森のさんぽ

隈研吾さんの設計、スノーピークがひときわ異彩を放つ?

安曇野の美術館で見つけた可愛い意匠

白馬東急ホテルの食事は和食、洋食と変化にとんで飽きることなく

白馬村の美しい秋が写せずすみません。

どうぞ旅にお出かけください。

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