随分まえにParisで購入したお気に入りの眼鏡フレーム。
度が合わなくなって、ずっと放置していたものの、
やっと、お店に行ってレンズ交換しました。
この週末に受け取りに行きました。
いつもの若いイケメンのお兄さんは裏方で、本日はわかりやすく言えば、
ごま塩頭のお爺さんが店番でした。
目的のレンズ交換も終え、
ちょっと急いでいたので、そそくさ席を立とうとすると、
「お客様には、これがおすすめですよ」
絶妙な間で、トレーに一本のメガネ。
「あ、めっちゃいいやん」は心の声。
深緑とこげ茶色の素敵なカラーライン。
でも、苦手なフォルム。
最近流行りの、丸メガネでした。
にこやかなごま塩さんの笑顔に向かって、
「すみません、私、この手苦手です」
と言いながら、出された鏡を前に試着してみました。
ゲっ、やっぱり、似合わない。
それを声にしてみました。
ちょっとは、お愛想があると思いきや、とっても静かに
「そうですか」
別にどおってことないように、そのメガネを引き下げられました。
と、引き下げながら、
「でも、眼鏡って、、、」
はい？
「案外5分も鏡を見ていれば、似合ってくるから不思議ですよね」
まぁまぁ、高い買い物でした。
でもその日、合致したのでしょう。私の気分に。
はい、ごま塩店主に、完璧にやられました。
変わりたい日だったのか、
まんまと誘導されたのか、わかりません。
それなりの大人年齢なので、自分をわかっているつもりです。
でも、
ーー視点を変えたら視界がかわるかもーーー
ごま塩さんに、そう言われた気がして。
またまた、引き出し奥に眠る、
日の目を見ないままの眼鏡シリーズ？が増えただけかもしれませんが、
それは、10日後のお楽しみってことで。
楽しみです。
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