とにかくあれは2020年が明ける時でした。
年末年始に海外なんて、思い切ったことです。
珍しく、個人旅行をしました。
お客様をお連れすることはあっても、プライベートは…難しい。
2020、数字的にも節目感もあって、
今年はいい年になるよねーーと呑気に思って帰国した関空で。
珍しい文言が目に留まりました。
「某国から未知のウィルスが、云々」
とはいえ国際空港でのこと、いつもの注意喚起とばかりに
深く気に留めることなくも、その場をスルーしました。
あとあと、あの時のことをずっと思い出すことになりました。
コロナ事始め。
そうなんですよね。
その年、浮かれて行った先が、オーストラリアのケアンズでした。
自分でも驚くのですが、あの年、
なんか、追われるようにむやみやたらとあれこれチャレンジしたんです。
いつもは、絶対にしないことを。
そもそも正月に海外。
スキューバーダイビング。
ホテルのジムで汗流す。
家族と紅白歌合戦を見ない。
ケアンズのホテルで、年越し花火を見上げて、
多分、気取ってシュワシュワで乾杯でもしたように…
と、羅列すれば大したことはしてないな。
それでも自分のルーティンにないことをしたせいでしょうか？
まぁ、その後は周知のとおり。
厳しい日々が待ち受けていました。
コロナもですが、「ホテルのジム」なる嬉しがりの結果、
50肩を発症して、ずいぶん苦しめられました。
家族との紅白もなくなりました。
さて、年月はあっという間に過ぎて、めぐる2025。
あら、これも節目に見える数字ですね。
かれこれもう５年経つのですね、ただただ驚愕！
この度オーストラリア・ケアンズのご旅行を手配させていただきました。
ご家族、3組9名様の年始年始の旅です。
手配をする中で、少しずつ楽しかった旅先の場面が浮かんできました。
日の目を見ることのなかった、記憶。
すっかり封印していたんですよね、知らぬ間に。
そういえば、こんなこと、こんな場所…思い出してきました。
何より、海に浮遊して、ぷかぷか。
深海の世界が、頭を空っぽにさせてくれることを思い出しました。
永遠に続く無の時間。
ご依頼いただいたお客様も、日々お仕事がお忙しいご様子。
きっと、ケアンズの海が、すっかり浄化してくれることでしょう。
羨ましい。
あれ、急にあの海へ戻りたくなりました。
久しぶりに行ってみようかな、
あの怖いまでに美しいバリアフリーの海へ。
それ以前に、、、私まだ泳げるんでしょうか？
50肩継続中です！
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