銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

湖北の十一面観音さまと、今年も帰ってきたオオワシ

2023年01月22日 | Hの生きる喜び、それは

毎年この時期に行く湖北のツアーは
大雪に悩まされ、或いは救われていますが、

今日という日はなんと穏やかな日でしたでしょう

冬はどんよりと厚い雲に覆われる湖北ですが、
眩しいくらいの陽ざしのもと、湖北のスーパースターに会ってきました

まず、「湖北のオオワシ」と言えば、先日NHKでも紹介されていましたが、
毎年一羽のオオワシが遥々北国から帰ってきて今年で25年目

”山本山のおばあちゃん”として、地域の人が見守り続けています

北海道でも、知床や羅臼で見られるオオワシが
関西の、琵琶湖付近で見られること自体、奇跡のように思います

この1羽のスーパースターに会うために
これだけの愛鳥家が訪れるのですから、その実力たるや、恐るべし

もちろん、今日もお気に入りの枝に止まり

何十人もの人に見つめられているとも知らずに?

食事後の、のんびり時間を過ごしていました

(双眼鏡からオオワシを見る)

嬉しいことに、琵琶湖畔には、オオタカが止まってくれていて
オオワシとオオタカの競演でした!珍しい!

皆さまに「こんなこと滅多にないですよ!」とお伝えしてその場を去りましたが、

実は、たった1羽のオオタカが枝に止まっていたせいで
普段、湖畔沿いでチャプチャプ浮かんでいる、ガンやカモ類が
オオタカを恐れて、きれいさっぱりいなかったことは、忘れていただきましょう

 

今回の旅のもうひとつの目的は
渡岸寺の国宝十一面観音さま

日本全国、十一面観音さまはたくさんおられますが
国宝指定はわずか7体

その中でも屈指の美しさを誇り、日本一と名高い観音さまです

井上靖「星と祭」、白洲正子「十一面観音巡礼」など、
数々の作品に登場し、多くの人を虜にしてきました

11月には、国宝7体のうちの1体、聖林寺の十一面観音様にお会いしてきましたが、
雰囲気も受ける印象も全く違うのです

これぞ、十一面観音さま、と呼びたくなる
見事なプロポーションと、精緻に彫られた化仏
柔和で包み込むような、慈悲あふれる正面のお顔、
美しい装飾品、色っぽさすら感じる後ろ姿、、、

んー、なんと表現しても全く足りないのです

湖北に観音さまがおられて良かった、

その観音さまを大切に守り伝えてきた村の人々がいてくれて良かった

ここにきたら誰もがそう思うはずです

オオワシが来年もまた、ふるさと湖北に元気に帰ってきますように
十一面観音さまが、いついつまでも、この地で守り伝えられていきますように

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