銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

私の良心を納得させる為にやったのですから…

2024年10月03日 | 見かけだおしNのつぶやき

そして誰もいなくなった、、、ではないですが

極小で出発して、結局、伊丹空港に戻ってきたのはお二人だけ。

ある意味うちらしいか。

 

さて、自己満足で出発した田中一村を辿る旅。

最後まで中央画壇に認めらず、没後評価が高まった不遇の画家、

まま、そう紹介される田中一村。

その大回顧が開催される東京での美術展を鑑賞して、

その足ですぐ、多くの題材となった、一村終焉の地・奄美大島に飛ぶ。

 

たった3日間で(本当は2.5日)、東京→奄美と巡り、

つくづく感じたのは、

「やっぱり、企画にはテーマが必要なんだなぁ」

正直いうと、久しぶりに“企画した感のツアー”でした。

なにせ最近は、食事場所の手配で完結することが増えました。

なぜなら売れるから。お客様のニーズが高いから。

これはこれで、それなりのハードルがあるのですが、

旅行会社のいち企画者としては、他人(ひと)のふんどし借りる企画、

これってどうなんだと、思うことも時々。

 

で、テーマに沿って、ちょっと振り切った企画を作ってみたら、

案の定、ぜんぜん売れなくて、そしてものすごくいい旅でした。

どちらも最初からわかっていました。

ご一緒したお客様から、

「やっぱり行かなわからんことってあるんやね」

「わたしらだけの特権やね、こんな旅、銀ステさんやからできたんやね」

あら、久しぶりに聞きました。

そして心底嬉しく、企画者冥利なるものを思い出させてくれました。

何より、この旅を終えて、

不思議と自分の仕事がまた好きになりました。

 

それでは、田中一村も見ただろう、旅の一場面をどうぞ。

【立神】海の彼方から島を訪ねる神さまの休憩場所

【作品の題材ともなった亜熱帯の植物】

【一村、終の棲家】

私の絵の最終決定版の絵がヒューマニティであろうが、

悪魔的であろうが、

絵の正道であるとも邪道であるとも

何と批評されても私は満足なのです。

それは見せるために描いたのではなく

私の良心を納得させる為にやったのですから…

【知人への手紙より抜粋】

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