銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

4月の桜と入学式

2023年04月03日 | のほほん同志Aの日常

先週、ある日のNHK7時のニュース。
「お別れはこちら」の映像が、兵庫県おの桜街道でした。
見事な満開です。
わ、これ、あさってのツアーで行くところやん、満開でよかった…

その2日後。
同じくNHK7時のニュースで、「徳島県神山町では…」のナレーション。
え、これ、あした行くところやん、なになに? と思ったら、

「今年開校した神山まるごと高専で、今日、入学式が行われました。」のニュース。

なんでも、ITビジネスの起業家育成を目指し、
全国から44名の一期生がこれから5年間、神山町で寮生活を送るのだとか。

いきいきした表情で、抱負を語る入学生。
がんばれがんばれ、と思いつつ、私の注意は、うしろのピンク色に。
ソメイヨシノかな、まだまだ見頃、だいじょうぶ、でも、これ、いつ撮影したんだろう、、、

さて、その翌日、徳島県神山町を訪ねました。
ここは、町中を6000本あまりのしだれ桜が彩るさくらの町です。

町の入り口には、「歓迎!神山まるごと高専開校」の看板も出ていました。
人口5000人、過疎の進む町に、10代の若者が44人も!
これはうれしいでしょう。

・・・と、そんなアナウンスをしながら、あれ、桜は、あれ、、

だいぶ、散ってる?



あぁぁあぁ、、、

このしだれ桜の山が満開だったら、どんなに見事か、、

皆さん、声にならない声をあげながら、それでも
「あ、あのへんは、まだまだ頑張ってる!」
「うぐいすが鳴いた!」
「人が少なくてこれもいいかも」
などなど、人生前向きな方ばかり。



でも、本音は、やっぱりちょっと残念。
一昔前まで、入学式といえば桜だったのに、、。
3月のうちに散ってしまうなんて、あんまり早すぎませんか。

それでも。
4月に来たからこそ、
ここで新生活をドキドキで送りはじめる44人もの彼・彼女がいる、
そんなことを思いながら巡る神山町を味わえたのも、また事実です。

そして、今日になって知りました。
開校したばかりの「神山まるごと高専」の校歌を作曲したのが、
先日亡くなった坂本龍一さんだったことを。



生前最後の作曲となったそうです。

今年の桜もそうですが、坂本龍一さんもまた。

あんまり早すぎませんか。

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徳島はスダチとお芋の里でした。

 


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