ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・70

2014-06-06 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward

 明日はマリーの面会だ。銀行の方は順調に進んでいるのだろうか、良い返事を期待している。もし駄目だったとしても現金60㌦の両替は出来ているので2000ルピーは手に入るだろう。手持ちのお金は何故だか400ルピーしか残っていない。小パケを現金で買っている訳ではないのにビリ代だけでお金がどんどん減っていく。食べ物には使っていないし、人に貸している事もない。明日、お金が入ったらディクソンに200ルピーぐらい渡すつもりだ。グループ内でのぼくの立場を優位にしておく必要がある、その為の出費だ。ショッカンやセガにたかられるよりは意味ある使い方だ。
 ピーターはどうするつもりなのか、キシトーから3パケも買っていた。キシトーもちゃんと計算してのことだとは思うが、ぼくから見ると安心できない。ピーターが当てにしているのは大使館だけで身内からの援助はない。大使館だって回収の見込みがないお金をそう簡単に貸したりはしないだろう。
 雨がやんで午後には陽が差してきた。池のようなコートの状態は少し良くなったがコート内にはまだ立入ることは出来ない。6時の閉錠まで皆ワード内の塀に沿ってウオーキングをしている、が水溜りを避けて歩いていた。湿気で肌がべたつく、明日は井戸で身体を洗うつもり。
 今日、スタッフを入れた時間。
8時 14時 20時 21時 23時
不味いな、スタッフの質が良くないのと下痢のせいもあるが回数が増え過ぎている。こんな状態でスタッフの量を増やしていったら何れ身動きが取れなくなる。


梅雨空が続いて北風に変わった ちょっと肌寒い 押入れからトレーナー上下を引っ張り出した
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