ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・71

2014-06-11 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward

   1月11日(水曜日)
   大使館からの手紙
本日ケニアの女性が来ましたので、この手紙を託します。担当のAが現在年始の休暇中です。その間、私が担当します。そちらへの面会について現在インド外務省に申請中です。今月中旬にはそちらへ面会に行けると思います。
前回、Aがそちらに行った時、あなたからお姉さんの所在等を聞き日本の外務省にあなたの依頼を伝えました。現在5000㌦相当のお金が大使館の口座に振込まれ、ルピーで大使館の事務所に保管されています。当分の間お金の心配はないと思われます。
 いくつかの提案とお願いがあります。
ひとつは、日本のお姉さんにこれまでの経緯及び5000㌦の必要性、近況等を内容とした手紙を書いて下さい。これはお姉さんからの強い要望でもあります。私の面会時、或いはケニアの女性に託されても結構です。日本でも相当心配しているようです。
 2つ目は弁護士費用の関係です。
これはあなたから弁護士に手紙を渡しその弁護士本人、又はその事務所の人間を大使館に直接来させ私共から直接手渡すことが良いと考えます。
そこでの要件ですが
1 あなたの自筆の手紙を持参している事
2 手紙の中に金額と手渡す相手が明示されている事
3 手紙で明示された人間であると証明できるものを持っている事
以上が必要であると思います。
 3番目にあなたのパスポートと旅行小切手の関係ですが、大使館で預かるのが一番安全だと思います。その旨、ケニアの女性に依頼して下さい。
取急ぎ要件のみ記しました
時節柄、ご自愛下さい
       
          在インド日本大使館
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