マリーの面会。大使館からの手紙を持って来てくれた。手紙によると姉が大変心配している様子が書かれていた。当然、家族全員が気をもんでいるだろう、手紙一本も書いていない、否書けないのだ、インドの刑務所にいるなんて。事情がある程度分かっていればそれなりに考えられるのだが、外国にいては手の打ちようがない。お金は5000㌦すでに大使館に届いているようだが誰にも話していない。特にフィリップスには言わない方が良いだろう。直ぐ弁護士への支払いだと言ってくるに違いない、まだ支払いは早い。弁護士がやってくれた仕事といえばぼくの私物の返還くらいだ。今の小切手の両替が済んで、その一部を支払いに当てるつもりだ。アドバンスだから100~200㌦で十分な筈だ。下手をすればフィリップスの支払いまで入れ込んでくるかもしれない。否すでにその分を含めた数字を出しているような気がする。最初は1000㌦くらいと言っていたのが今では1500~2000と言うことがある。それは構わないがとにかく全部で5000㌦で終れば良しとするしかない、そんな金額で終わるとは思えないが。それにしても姉にまた心配をかけてしまった。姉であり母のような存在の人だ。
大使館からの手紙の要点は、姉へこれまでの経緯と5000㌦の必要性と近況について知らせてくるよう強い要望を外務省に寄せていた。次に弁護士の件についての注意が詳しく書いてあった。要領を得た手紙だ。それとパスポートと小切手の件について両方とも大使館で管理した方が良いだろうと書いてあった。ぼくもそれが一番良いと思うが小切手はマリーに預かってもらう。フィリップスへの支払いは既に200㌦になっている、約7000ルピーになる、奴にとっては取り敢えず必要な金額だ。奴が今回手にした50gの相場は200×50で1万ルピーになるだろう、当然シンジケートへ支払わなければならない。日常の必需品の買物やその他の出費を考えると大使館からの差し入れ金額だけでは十分ではない。
やっと晴れた 植物には恵みの太陽 花粉の心配がないので布団を乾した
キス釣りの予定だったが低気圧の影響だろう北風が吹いて玄界灘は2mの波
梅雨明けが遅くなり冷夏になるかもしれないと新聞記事 どちらが良いのか・・・