ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・76

2014-06-23 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward

今日またフィリップスから1g受取った、2回目だ。ここに来て1ヶ月が過ぎたが1gが何日もつのか1週間か、そんなもんだろう。Cバラックの前にある大きな木の台に座ってこっくりと居眠りをしているとキシトーが来てぼくに注意をした。すぐ前が刑務官の詰所だ。スタッフをやって居眠りをしているように思われるからやめろと言った。別に粉のせいじゃないのだがそう思われるふしがあるのならやめた方が良いだろう。キシトーはかなり神経質になっているがここではそのくらいで良いと思う。
 マーシャルはちょっとクレージーだが人は良さそうだし大人しい奴だ。昨夜の件について彼が話し掛けてきた。ボリュームをあげたテレビがバラックの両端に各1台、ラジオを持っている奴も多い。大きな声で宗教の説教をする奴、こいつが夜中12時過ぎまでギャーギャー騒いでいた。インド人もうるさいしスリランカ人も同じだ。皆、時間に関係なく騒いでいる。たまにマーシャルが食器プレートを叩いて騒いだからといって文句を言える奴はいない筈だ。だが皆はクレージー・マーシャルと評して彼が何かをやると集中攻撃をする。皆がやっているのに何故俺だけが、マーシャルは不満そうに言った、瞳の優しいドイツ人・マーシャル。
 大使館はいつ来てくれるのだろうか、手紙によると中旬頃となっているが19日は出頭日なのでその日に来られたら困る。月に1回の面会だからどうしても会っておきたい。日本から連絡が入っているかもしれない。


湾に行って20cmくらいのアジ4匹貰った 午後から晴れの予報
捌いて塩水(1000ccに塩小さじ5杯)に15分漬けて干物用ネットに入れ
ベランダの物干し竿にぶら下げている 干物はからっとした晴れでないと
美味しくない 陽が差しそうにない 曇ったままだ うぅ~ん どうしようもない
ハエが元気にネットの周りを飛んでいる うぅ~ん 
コメント
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