テリー・ギリアムが好きなんだーーーっ!!!
この気持ちをご本人に伝えたいところですが、
まずそのまえに英語が出来ないと意味ないかもね。
I LOVE HIS TALENT!
そんなわけで、簡素な舞台挨拶レポートです。
昨日は『ジャバーウォッキー』を見て意識を高めてまいりました。
これを見ると、わりと『ブラザーズ・グリム』の世界観に近い気がする。
試写で見たときには『ブラザーズ…』って「ハリウッド映画だなぁ」と思ってたけど、
ギャグっぽい部分の間だとかは全然変わらない。
だから、あれは間違いなくギリアムの作品なんだな。
さて、始まりから一生ものの後悔。
開場時間になってから六本木に到着したので、アリーナイベントを見られませんでした。
アホです、私。…十分反省しました。
しばらくこの失態を思い出して暗くなることでしょう。
それでも、舞台挨拶は前から3番目! うれしー!!
緊張のため、ジンジャエールを大量に摂取していると、
彼の新作としては7年ぶり、そして来日は10年ぶり(!)
という説明があったところで、ギリアム氏、登場しました。
長袖の黒っぽい地に、たてに筆ですっと線を入れたような色の入ったジャケットと、
中には白いシャツを着ていたように思います。
私のいる下手から陽気に手をあげて入ってきて、
客席側に背を向けながら通訳さんに一礼しました。
ゴツイおじちゃんですが、妙にキュートです。
久々に対面した日本の観客に対して、
「みなさん、素晴らしく美しく成長されましたね」
というようなことを言ってて、
この言い方、彼っぽいなーと早速ニヤケちゃったりして。ふふふ。
「このポスター(東京国際映画祭の)を見て気付いたんだけど、
イタリア語でMOOO…は牛、VIEは人生って意味なんだよね。
ということでみなさん、牛の人生にようこそ!」
と、またまた彼らしいコメント。
司会者の方から改めて監督が紹介されると、
ギリアム自らADのように観客の拍手をまくし立ててました(笑)。
グルグルまわりながらガッツポーズしたり。テンション高い!
私、同じ空間に彼がいる興奮と、隠し撮りするのに夢中で、
あんまり発言のひとつひとつをまともに聞けませんでした。
これ、言い訳。(結局隠し撮りもピンボケ失敗したし。)
記憶があんまり正確じゃないかもしれない…勘弁です。
まず、映画に関しての説明を求められると、
「僕は、とことんこだわって映画を撮ってる。
今回はおとぎ話の世界にのめりこめるような作品だよ」
こだわって撮ってることはここにいるみんな分かってますよ!
本当に頓挫せず、新作が見られてよかったよ…。
出来れば、上映後にこの作品のこだわりの部分を聞きたいところなんですが、
そのへんまでは時間的に話せないんでしょうね。
役者に関しては、
「僕は、一緒にいて楽しめる人としか仕事はしない。
マットはいつも知的で繊細な役だけど、
今回は正反対の、ベン・アフレック的な役をやってもらった。(会場・笑)
ヒースもいつもとは違う神経質でおかしな動きもする役だね。」
元々、ふたりは反対のキャスティングだったんですよね。
ところが、いつもどおりだと面白くない、ということで、
マットとヒースが相談してそれぞれ今の役になったらしい。
…ベン・アフレックというところがツボでした。
「女性にはマットとヒースのイケメン二人、そしたら男性にも、
ってことで、共演はセクシーなモニカ・ベルッチだ!
ということになったわけだ。
彼女は少女から200歳の老婆まで演じられることを楽しんでたよ」
ってなことを言ってました。
そういえばモニカも来るっていう話はどこにいってしまったんだろう…。
また、会場に来るまでに出会った人に、これで映画を見るのは二度目だと言われた話が出て…
「是非何度も見てもらいたいよ。それだけ僕に金が入ってくるからね!」
どうやら、そのへんで普通に出会えてたかも知れないのですね。
出会えた人が羨ましい…。羨ましい…。
そして、この辺でお時間が…と司会の女性がきりだすと、
「いいとも!」ばりに「えーーーーーーーっ???」と、
言いたかったんですが、みんな言わなかったね。さすがに。
最後に一言ということで、監督は、
「ここは素晴らしい劇場だし、映画も本当に面白い、繰り返し観たくなる作品です。
是非何度も楽しんでください。
今までこれを観て死んだって人はいませんから(会場・笑)
申し訳ないけど、みなさんが見てる間、僕は昼ごはんを食べてます!」
とのこと。
退場前に、報道用にカメラの前でポーズ。
手を前であわせて、とてもおとなしい姿。
見た目とは違う、いいひとオーラが出てました。
その間、司会の方が、監督はすでに日本を色々観光して
袈裟を買ったという話をされてました。 袈裟?!
そうして、夢のような時間はあっというまに過ぎ去ったのです。
ギリアムのインタビュー本に、『ジャバーウォッキー』を故郷のミネソタに
持っていってセミナーで上映したときのことが書いてあったけど、
観客があの作品のユーモアをどう受け止めていいのか戸惑っていたところで
「その後、僕が立ち上がって観客を魅了して、みんな僕を」そして作品を好きになった、
そこが気に入らないって書いてあったのを思い出す。
自分ではなくて、作品を正当に評価してもらいたい、と。
でも、それはまた彼の作品自体と密接な関係があるはず。
彼のサービス精神溢れるキャラクターが、作品のおかしさを一層際立たせてる。
真面目くさった人間が『未来世紀ブラジル』を撮っていたとして、
果たして、今ほど愛される作品になっていたかどうか疑問です。
彼が撮ったという事実が、より観客の目を開かせていると私は思う。
世の中の素敵な監督って、映画以上に本人も魅力的なんじゃないかな。
あーあ。それにしても、私は明日から何を糧に生きたらいいんだ?
望みがなさ過ぎて生きていけない…。
mixi情報によると、大田光がサンデージャポンでギリアムにインタビューするらしいので、
それを励みに頑張ろう。うん。
予告でふたりがhugする映像があったらしい。考えただけでも感動。
向田邦子といい、ギリアムといい、私の向かうところ、たいがい大田光がいる。
彼、野田秀樹もドリカムも好きと言ってたし、どうも他人の気がしない。
帰ったら、父が結婚式から戻っていて(披露宴の司会を無事務めたらしいです。)
新婦さんが中国の方なので、中国製のお守りをもらいました。
純金です。キラッキラ。
もう、これに願かけるしかない。
いつか、ギリアムとまっすぐ話せるような立派な人間になるぞ☆☆
この気持ちをご本人に伝えたいところですが、
まずそのまえに英語が出来ないと意味ないかもね。
I LOVE HIS TALENT!
そんなわけで、簡素な舞台挨拶レポートです。
昨日は『ジャバーウォッキー』を見て意識を高めてまいりました。
これを見ると、わりと『ブラザーズ・グリム』の世界観に近い気がする。
試写で見たときには『ブラザーズ…』って「ハリウッド映画だなぁ」と思ってたけど、
ギャグっぽい部分の間だとかは全然変わらない。
だから、あれは間違いなくギリアムの作品なんだな。
さて、始まりから一生ものの後悔。
開場時間になってから六本木に到着したので、アリーナイベントを見られませんでした。
アホです、私。…十分反省しました。
しばらくこの失態を思い出して暗くなることでしょう。
それでも、舞台挨拶は前から3番目! うれしー!!
緊張のため、ジンジャエールを大量に摂取していると、
彼の新作としては7年ぶり、そして来日は10年ぶり(!)
という説明があったところで、ギリアム氏、登場しました。
長袖の黒っぽい地に、たてに筆ですっと線を入れたような色の入ったジャケットと、
中には白いシャツを着ていたように思います。
私のいる下手から陽気に手をあげて入ってきて、
客席側に背を向けながら通訳さんに一礼しました。
ゴツイおじちゃんですが、妙にキュートです。
久々に対面した日本の観客に対して、
「みなさん、素晴らしく美しく成長されましたね」
というようなことを言ってて、
この言い方、彼っぽいなーと早速ニヤケちゃったりして。ふふふ。
「このポスター(東京国際映画祭の)を見て気付いたんだけど、
イタリア語でMOOO…は牛、VIEは人生って意味なんだよね。
ということでみなさん、牛の人生にようこそ!」
と、またまた彼らしいコメント。
司会者の方から改めて監督が紹介されると、
ギリアム自らADのように観客の拍手をまくし立ててました(笑)。
グルグルまわりながらガッツポーズしたり。テンション高い!
私、同じ空間に彼がいる興奮と、隠し撮りするのに夢中で、
あんまり発言のひとつひとつをまともに聞けませんでした。
これ、言い訳。(結局隠し撮りもピンボケ失敗したし。)
記憶があんまり正確じゃないかもしれない…勘弁です。
まず、映画に関しての説明を求められると、
「僕は、とことんこだわって映画を撮ってる。
今回はおとぎ話の世界にのめりこめるような作品だよ」
こだわって撮ってることはここにいるみんな分かってますよ!
本当に頓挫せず、新作が見られてよかったよ…。
出来れば、上映後にこの作品のこだわりの部分を聞きたいところなんですが、
そのへんまでは時間的に話せないんでしょうね。
役者に関しては、
「僕は、一緒にいて楽しめる人としか仕事はしない。
マットはいつも知的で繊細な役だけど、
今回は正反対の、ベン・アフレック的な役をやってもらった。(会場・笑)
ヒースもいつもとは違う神経質でおかしな動きもする役だね。」
元々、ふたりは反対のキャスティングだったんですよね。
ところが、いつもどおりだと面白くない、ということで、
マットとヒースが相談してそれぞれ今の役になったらしい。
…ベン・アフレックというところがツボでした。
「女性にはマットとヒースのイケメン二人、そしたら男性にも、
ってことで、共演はセクシーなモニカ・ベルッチだ!
ということになったわけだ。
彼女は少女から200歳の老婆まで演じられることを楽しんでたよ」
ってなことを言ってました。
そういえばモニカも来るっていう話はどこにいってしまったんだろう…。
また、会場に来るまでに出会った人に、これで映画を見るのは二度目だと言われた話が出て…
「是非何度も見てもらいたいよ。それだけ僕に金が入ってくるからね!」
どうやら、そのへんで普通に出会えてたかも知れないのですね。
出会えた人が羨ましい…。羨ましい…。
そして、この辺でお時間が…と司会の女性がきりだすと、
「いいとも!」ばりに「えーーーーーーーっ???」と、
言いたかったんですが、みんな言わなかったね。さすがに。
最後に一言ということで、監督は、
「ここは素晴らしい劇場だし、映画も本当に面白い、繰り返し観たくなる作品です。
是非何度も楽しんでください。
今までこれを観て死んだって人はいませんから(会場・笑)
申し訳ないけど、みなさんが見てる間、僕は昼ごはんを食べてます!」
とのこと。
退場前に、報道用にカメラの前でポーズ。
手を前であわせて、とてもおとなしい姿。
見た目とは違う、いいひとオーラが出てました。
その間、司会の方が、監督はすでに日本を色々観光して
袈裟を買ったという話をされてました。 袈裟?!
そうして、夢のような時間はあっというまに過ぎ去ったのです。
ギリアムのインタビュー本に、『ジャバーウォッキー』を故郷のミネソタに
持っていってセミナーで上映したときのことが書いてあったけど、
観客があの作品のユーモアをどう受け止めていいのか戸惑っていたところで
「その後、僕が立ち上がって観客を魅了して、みんな僕を」そして作品を好きになった、
そこが気に入らないって書いてあったのを思い出す。
自分ではなくて、作品を正当に評価してもらいたい、と。
でも、それはまた彼の作品自体と密接な関係があるはず。
彼のサービス精神溢れるキャラクターが、作品のおかしさを一層際立たせてる。
真面目くさった人間が『未来世紀ブラジル』を撮っていたとして、
果たして、今ほど愛される作品になっていたかどうか疑問です。
彼が撮ったという事実が、より観客の目を開かせていると私は思う。
世の中の素敵な監督って、映画以上に本人も魅力的なんじゃないかな。
あーあ。それにしても、私は明日から何を糧に生きたらいいんだ?
望みがなさ過ぎて生きていけない…。
mixi情報によると、大田光がサンデージャポンでギリアムにインタビューするらしいので、
それを励みに頑張ろう。うん。
予告でふたりがhugする映像があったらしい。考えただけでも感動。
向田邦子といい、ギリアムといい、私の向かうところ、たいがい大田光がいる。
彼、野田秀樹もドリカムも好きと言ってたし、どうも他人の気がしない。
帰ったら、父が結婚式から戻っていて(披露宴の司会を無事務めたらしいです。)
新婦さんが中国の方なので、中国製のお守りをもらいました。
純金です。キラッキラ。
もう、これに願かけるしかない。
いつか、ギリアムとまっすぐ話せるような立派な人間になるぞ☆☆