○1月25日(火)
偉大な米国の作曲家、コール・ポーターの半生を描いた映画です。
コール(若い頃はケビン・クライン)が友人である演出家(ジョナサン・プライス)とともに
同性愛者であるコールの才能と個性を誰よりも愛し、
理解し、支え続けた妻・リンダ(アシュレイ・ジャッド)との関係を中心に、
自分の人生をミュージカル仕立てにして振り返る設定になっています。
エルビス・コステロやロビー・ウイリアムスなどの人気歌手が出演し、コールの作品を歌う場面も見所です。
(私はアラニス・モリセットの歌った曲が一番好きでした。)
この作品で、なによりも素晴らしいのは、コールの音楽でしょう!
観終わった後も、いくつもの曲が頭の中で流れ続けています。
オシャレで茶目っ気のある歌詞に、美しい旋律。
一度聴いただけで忘れることはありません。
そしてケビン・クラインの男性を見つめる眼(笑)!
ゲイだと疑われる先生の役だった『イン&アウト』を思い出しちゃいます。
アシュレイ・ジャッドの気丈なリンダの演技も好感持てました。
才能を持て余している夫に、あれやこれやと道を作る行動力と熱意に感動しちゃいます。
これぞあげまん!(?)
ただ、映画をミュージカルに仕立てなくてもよかったんじゃないかと思うのですが。
音楽だけでも楽しめるし、
コールとリンダのエピソードをストレートに描けば十分だと思いました。
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