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【今週のウチシネマ】PEAPLE FOR TWO?

2005-09-29 | movie/【今週のウチシネマ】

前回、メイベル・チャン監督の『玻璃<ガラス>の城』を観ましたが、
今度は彼女の出世作とも言える『誰かがあなたを愛してる』を見てみました。
主演はチョウ・ユンファとチェリー・チャン。
この二人は何度も共演しているんですね。

演劇の勉強をしようとニューヨークへ渡ってきたジェニファー、
実は勉強しにきたというより、スポーツ選手の彼を追い掛けてきたようなものなんですが、
到着して早々その彼に新しい彼女ができたことを知ってしまいます。
裏切られて打ち拉がれるジェニファーでしたが、
遠戚で彼女の住む部屋を都合してくれたサンパンが慰め、気晴らしに外に連れ出してくれることで、
少しずつニューヨークの生活に馴染んでいくのでした。

強情でトラブルばかり運んでくる彼女に始めはうんざりのサンパンでしたが、
慰めるうちにどんどんジェニファーを好きになり、
彼女の方も、サンパンの人のことを放っておけない人柄にひかれ始めていました。
だけど、毎日博打に明け暮れ、ヤクザとの喧嘩に楽しみを見いだしているようなサンパンは自分とは住む世界が違う――
ジェニファーは彼と過ごす時間を楽しみながらも価値観が違う暮らしをするサンパンに対して素直になれません。
そんな時、サンパンの開いたパーティにジェニファーの元彼がやってきて…
ジェニーとサンパン、ふたりの関係やいかに?

という映画ですが、
私、怒られるのを承知で言いますと、
チョウ・ユンファがどうしても劇団ひとりに見えてしまい、彼がどんなに素敵でも
「あー、ひとりが走ってるよー」
とつい思ってしまうのでした。
若い頃と今とイメージが違うなぁ。
サンパンは大人のチンピラのわりにめちゃめちゃ純!
ジェニーにキスしようかどうしようかというシーンは
中学生ぐらいの恋愛を思い起こさせて胸キュンでした。
あのあと下の階で待ってるところも、くーっ、せつねー!
二人の立場に、よりギャップがあると分かりやすかったと思いますね。ベタな意見ですが。
ジェニーがとんでもなくお嬢様ならまだしも、
演劇やるような大学生なら別に世界が違うって言うほどじゃないような。
実際はもう少し違うニュアンスの台詞なのかもしれませんが。

あとクライマックスのプレゼントね。
まるっきり賢者の贈り物じゃんかー!
あれが自分で発見したアイディアだとしたら相当センスあるけど、
O・ヘンリ読んでないわけないだろうからなー。うーん。

なんとなく予定調和のような物足りなさも感じますが、
ジェニーの台詞の中でおぉ!と思うものも。
自分はもうトシだというジェニーに、サンパンが俺なんか33才だぜ?というと、
それに対してジェニーは一言、
「女の23は男の33と同じよ!」
言えてる。
このぐらいはぎれのいい台詞をジェニーからもっと聞きたかったな。

『ガラスの城』の方が映画として好きだけど、
どちらも何回か観てみたい気にさせられます。
映像をじっくり見せるのがうまいですね。DVD化求む!
日本でドラマ化するなら、
なんて考えてみたけど、もう、ひとりしか考えらんない!(笑)
泣くシーンがないから嘘泣きに見える心配もしないでOKです。(^^)v
ジェニーは内山理名とかかなー。ちょいと小生意気でないといけません。
元カレは非常に個人的な意見だけど田中哲司がいいな。
オリジナルが軟弱な感じだったけど、彼に
「君はまだ子供だから…」云々言われれば納得出来そう。
恋愛ドラマのオムニバスの一話くらいでいけませんかね。わくわく。

…妄想だから真剣に読まないでください、ホント。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございました。 (ごまあえ)
2005-10-11 11:11:07
はじめまして、こんにちは。



先日久々に「男たちの挽歌」を見たのですが

ニヒルな表情のユンファ、最後の衝撃シーンのユンファまで

気を抜くと劇団ひとりに見えてしまいました。

そんな自分を責めています。
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