だから、ここに来た!

いらっしゃいませ! 英国旅行記の他、映画や音楽、テレビドラマ、演劇のレビューを中心にお贈りしております!

Waterloo橋からSOHOへ。

2012-05-03 | 2012年、英国の旅 ~春編
旅の疲れからか、到着した日はぐっすりと眠り、明けて初めての朝。
まずは今週見る予定の芝居を予習するために、本屋で戯曲を探さなければいけません。
古本屋も巡ってみたいな…。

友達の後輩がロンドンに留学しているので、オススメの古本屋を訊いてみたところ、
Waterloo橋のふもとでブックマーケットが開催されているとのこと。
テムズ川の近くもさっそく歩いて見たいし、
ちょうどいいので、Embankment駅から川沿いに歩いて行きました。

大きな地図で見る

Embankment駅からWaterloo橋までの間には公園があり、
ランニング中の人や、ランチを食べている人などさまざま。
ただこの日は小雨が降っていて、人は少なめだったかも。

公園の途中で、有名なホテル、ザ・サボイの前を通ります。



実はEmbankment駅から撮っていた写真を、どのストレージに上げようかと試行錯誤していたら
その間にごっそりと消してしまったので、この辺りの写真があまりありません
m(_ _)m
本当はSomerset House前の写真なんかもあったのですが…。
気付いてから後日改めて撮りに行ったので、のちほど載せます。

で、残っていたうちの一つはこれ。



なんの変哲もないWaterloo橋の下のベンチですが、
「SHERLOCK」ファンにはピンと来る、"The Great Game"の一場面。
シャーロックがホームレスの女の子に情報収集を頼む場面ですね。



行ってみたら、本当にホームレスが住んでそうな雰囲気&臭いがしましたw
(「SHERLOCK」のロケ地については、後で訪れた場所をまとめる予定ですのでご安心を。)

ここはWaterloo橋の北側で、反対の南側では前述したブックマーケットが開催されます。
しかし、この日は平日だったのでやっておらず。
また後日訪れることになります。
南側、つまりSouthbankにはコンクリートの建物が印象的なNational Theatreもあります。



ここも、この時には行く予定はなかったのですが、後日芝居を見に来ることになります。



Waterloo橋の上から見た、観覧車=ロンドンアイ、Hungerford橋、そして遠くにビッグベン。
ロンドンにキター!と実感させられる風景。



橋の上はダブルデッカーがビュンビュン通っています。
橋を南から北に戻ると、出るのはStrandという大通り。
Sherlock Holmesの「ボヘミアの醜聞」が掲載された「ストランド・マガジン」の出版社がここにあったはずです。
飲食店、パブ、お土産屋さん、洋服の仕立て屋等、様々なお店が並んでいます。
ここをまっすぐ西に向かうと…



Charing Cross駅。
列車(National Lane)の駅ですが、滞在中は地下鉄の入り口が閉鎖されていたので、
Tubeを乗る時もここから降りることになります。
そしてさらに進むと…



トラファルガー広場だー!





平日だというのに結構な賑わい。
ロンドン五輪までのカウントダウンのパネルの前では記念撮影待ちの人がたくさんいました。



Trafalgar広場の正面にはNational Gallery、その裏にはNational Portrait Galleryがありますが、
ここはあとで来るとして、今日はまずロンドンパスを引き取りに行きます。
ロンドンの名所を決まった値段の中で好きなだけ見ることが出来るパスで、
出発前にネットで支払いを済ませていたものです。

National Portrait Galleryの裏、ギャリック劇場の目の前に東屋のような小さな青い建物があり、その地下で引き換えをします。
観光客の対応に慣れているためか、窓口の担当の方がゆっくりと英語で説明してくれるので安心です。
受け取ったカードの後ろに名前と日付を書く欄があり、使う日を自分で書き込みます。
(私は滞在の終盤で利用しました。)

その後は、チャリング・クロス・ロードをそのままLeicester Square駅方面へ。
駅を過ぎて、交差するシャフツベリー・アベニューまで出ると、劇場をあちらこちらに見かけます。こここそウエストエンド!
例えば、



PALACE THEATRE。雨の中のSingin' in the Rain。



Apollo TheatreとLyric Theatre。



Gielgud Theatre。



ちなみに東側の横道に入ると、Cambridge Theatre。
オリビエ賞を受賞した"Matilda the Musical"はここで上演してます。
そして、



かねてから憧れていたDonmar Warehouse。
憧れていた場所が、この後一生忘れられない場所になります。
それはのちのちじっくり語るとして、今日は西側、Piccadilly Circus駅方面へ向います。



中華街の側。ここでお昼。



6.5ポンドで食べ放題。ジャスミン茶は0.5ポンド。



(この奥まで入れば中華街だったんですが、下調べが甘くて写真が撮れず。失敗した。)



食後は少し西にあるグレート・ウィンミル・ストリートに入って、



レキシントン・ストリートに出ます。この突き当たりには、





「SHERLOCK」"A Study in Pink"で犯人と待ち合わせをしたイタリアン・レストラン。



窓際にお客さんがいたので入りませんでした。
外の屋根の色が変っていたけど、中のランプはそのままですね。
「SHERLOCK」ではこの後タクシーを追いかけるシーンになりますが、
実際にタクシーの行き来が多かったです。

さきほどの道を戻って少し歩くと、Piccadilly Circus駅に出ます。


なんだか日本で言うと渋谷みたいな雰囲気! 賑やかさに安心します。



エロス像の周りは待ち合わせの人でいっぱい。
つまり、ロンドンのハチ公前って感じでしょうか。

この後は古本屋を巡ってみたのですが、結局欲しいものは見つからず、
チャリング・クロス・ロードにある"Foyles"という大きな書店で戯曲を買い、
シャフツベリー・アベニューのSF&アメコミの専門店"Forbidden Planet"
Doctor Whoのカードケースを買って帰りました。

なんだかやたら歩いた日だったなー。
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いざ、ロンドンへ!

2012-05-01 | 2012年、英国の旅 ~春編
初めての一人旅…初めてのロンドン。
旅行やロンドンの暮らしに通じている方が読んだら、
「当たり前だよー、そんなこと!」
と思われる感想や意見ばかりになってしまうかもしれませんが、
私のように、英語に自信のない、英国に憧れる方にも安心して読んでいただけるように、
なるべく自分の目線で綴っていきますね!

さて。何しろ物価が高いと言われる英国…
のんびり滞在するためになるべく節約を!をモットーにしていたので、
飛行機は安い中華国際航空(北京で乗り継ぎあり)を選択。
乗り継ぎは初めてだったので大丈夫かなあと思いつつ。


4月3日、空港に着く前にちょっとだけサプライズが。
早朝、出かける直前まで着るもののチョイスに迷ってしてしまったために、
空港に向かうモノレールのホームへバタバタと急ぎ足で向かうと、
モノレール待ちをしているどこかで見覚えのある子が…
近づいて見ると、やっぱり大学時代からの友達だったw

実は、彼女には今回の滞在のことを報告しそびれていて、
「連絡するべきかなあ?」と思いながら出発になってしまったのでした。
なんて偶然!

「(肩を叩いて)なにしてんの!?」
「ええええー? なんでここにいるの!?」
「これから一ヶ月ロンドンに行って来る」
「はあー?!www」

ツレの見送りのために空港に向かう彼女と、笑いを堪えながら一緒にモノレールで移動。
一気にバタバタな緊張感から解放されました。
楽しい旅になりそうな予感…!!



朝の羽田空港第一ターミナル。
結局昨晩は眠れなかったので、差し込んで来る陽射しが眩しい!
ここで念のため現金一万円を約60ポンドに両替。(半端な分は円でおつりが来ます。)
そして搭乗手続き→手荷物検査を無事済ませて、まずは北京へ。



1回目の機内食。
うーん、微妙なお味!



空から見た中国は一面茶色い大地!な印象。
約4時間かけて北京首都国際空港へ到着。



心配していた乗り継ぎの手続きもそれほど難しいことはなく、
簡単にゲートを通ってロンドン行きの飛行機へ。
今度の飛行時間は約10時間。





2回目&3回目の機内食。
ビーフ&チキン。うーん、やっぱり微妙なお味!

機内では寝ようと思ってもなかなか眠れず、
iPodでひたすら音楽を聴きながら、じりじりと10時間経つのを待ちました。
そして…



テムズ川だー!
この窓からの風景を見た途端、目からホロリと涙が…。
どれほどこの眺めに憧れていたことか…。


ヒースロー空港に着くと、不思議な甘ーい香りがしました。



空港の表示の文字&色合いが英国だ!って感じさせます。

ヒースローの入国審査は厳しいと聞いていたので、
滞在先や滞在理由等、何と言うべきか練習していたつもりだったのですが、
やはり滞在1ヶ月は観光には長いらしく、
「本当に観光なの? 留学じゃないの?」としつこく訊かれてしどろもどろになってしまい、
結局、自分で書いたメモと持ってきた確認書(芝居の予約表まで)を全て見せることになってしまいました。
会話用のメモを一通り見た審査官に"Interesting!"と言われたり…恥ずかし。


ホステルまでの移動は、Tube(ピカデリー線)で。
駅の窓口でオイスターカード(日本で言うスイカ)を購入しました。



空港からロンドン中心部までの移動手段は列車やコーチ(長距離バス)等あります。
地下鉄だと、普通の乗客もいるので乗りにくいんじゃ…と思われるかもしれませんが、
ピカデリー線はヒースロー空港から出ているので、乗り込む時はみんな空港からの乗客です。
荷物優先のスペースもあるので、荷物が多いから場所取っちゃうし…って気にすることなんてないのです。
"MIND THE GAP"というイメージ程、ホームとの間隔も開いてないですし。


とはいえ、さすがにホステルの最寄り駅に着く頃にはヘトヘト。



駅から10分弱歩いて滞在先のホステルへ。
ようやっとたどり着いてチェック・インしようと思ったら、
「クレジットカードがない!?」
ショルダーバッグの、いつも入れている場所にカードが入ってません!

レセプションのお姉さんにはとりあえずコピーを渡して支払い手続きをしてもらい、
その間にカードを探しました。
オイスターカード買った時にそのまま窓口に置いてきちゃったのかなー。
冷や汗を掻いて探して探して…


…ありました。別のバッグのポケットの中に。
思わずレセプションに響き渡る声で "I've found it!" と叫んでしまいましたw
疲れてるせいか、パニックになってたんでしょうね…。
おかげでその日はぐっすり眠れました。
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