だから、ここに来た!

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マリルボーン・ハイ・ストリートからPall Mall、Admiralty Archへ

2012-05-05 | 2012年、英国の旅 ~春編
つづき。
シャーロック・ホームズ博物館を見た後は、



Baker Street駅の前を通り、マリルボーン・ロードを東に進みます。
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左は、蝋人形の展示で有名なマダム・タッソー館の入口。今回の滞在では入りませんでした。
外装を直している最中だったようで、周りに足場が組まれていましたが、長い列が出来ていました。
右は、St Marylebone with Holy Trinity Church。

この教会の脇の道がマリルボーン・ハイ・ストリート。
インテリア・デザイナー、テレンス・コンラン卿のセレクトショップや、
見た目も可愛くて美味しそうなチョコレートのお店、
洗練されたデザインが揃った雑貨屋さんが並んでいる通りです。



格安旅行中の私にとってはウィンドウ・ショッピング止まりなのですが。
私のお昼は、こんな道を歩いているにも関わらず、カフェのスープとクロワッサンが定番。



こんな通りだとお魚屋さんもちょっとお洒落に見える。
このまままっすぐ南下すると、ウィグモア・ストリートと交差。



そしてさらに南下すると、Bond Street駅に出ます。



Bond Street駅のあるオックスフォード・ストリートは最も人通りの多いショッピング・ストリートです。
日本でも人気のForever 21、H&M、Zaraの大きなショップもあるし、百貨店のセルフリッジもこの通りにあります。



左はForever 21の店内の様子。オックスフォード・ストリートにはユニクロもあります。

渡英する際、「ロンドンは暖かいですよー。ダウンなんていらないです」と聞いていたので、
ジャケットとパーカーだけ持ってきていたのですが、来てみたらめちゃめちゃ寒い…
地元の人がダウン着てるし。
「着てるじゃん!ダウン着てるじゃん!!」
寒がりの私、涙目。(;_;)
また、この日は特に寒くて、足がガタガタ言ってたんですよ。(今となってはいい思い出ですが。)

…というわけで、急遽ユニクロで割引になっていたセーターを買いました。
それと、マフラーも持ってきてなかったので、Dorothy Perkinsでストールを。
このとき買ったストールは重宝しました。風よけにも、雨よけにもなるので。

ちょっと買い物を済ませてから、今度はBond Street駅からOxford Circus駅へ向かい、
リージェント・ストリートを歩きます。



美しい曲線を描いた世界有数のショッピング・ストリートとして有名なリージェント・ストリート。
庶民の私としては、どちらかというとオックスフォード・ストリートの方に親しみが湧くかなw
こちらも人通りが多く、オックスフォード・ストリートよりも歩道が狭いので、より混んでる印象が強かったです。

このまま通りの流れに身を任せて南に進むと、
昨日立ち寄った賑やかなPiccadilly Circus駅に出ますが、
あまりにも人通りが多くてなかなか進めないので、ちょっと脇道へ。



グレート・マルボロ・ストリートにあるLiberty百貨店。
テューダー・リバイバル様式の外装がかっこいい。



Libertyの裏側のカーナビー・ストリート。無印もあった!手提げ袋が日本とまったく同じ。



この寒さの中でもロンドナーはパブの外で一杯やるらしい。

カーナビー・ストリートをそのまままっすぐ行くと、曲線を描くリージェント・ストリートと交差しますが、
私はこのまままっすぐ行きます。

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Piccadilly Circus駅の南側には三越があります。なにしろ三越なので置いてある品物は、リッチなお土産やバッグ等でした。
隣接して日本の食料品が揃っているジャパン・センターがあるので、
日本食が恋しくなった方はこちらに寄るのがよいのではないでしょうか。

そして、三越のある通りを南下しますと、
ホームズ・ファンとしてグッとくる通りが見えてきます。



Pall Mallです! そう、マイクロフト兄さんがお住まいの…。
この辺から通勤されてるのかーと思うと胸熱です。
ホワイトホールまで歩いて通勤してたらすれ違ってしまうなー、フフフ…
とか、ひとりでニヤついておりました。

ニヤつきはとまりません。
Pall Mallの傍には何がある? そう、ディオゲネス・クラブがある!
(現代版の、ですが。ネタバレしないで!な方は以下は回避をお願いします。)





ヒャー!本物の(ロケ地ってだけだけど)ディオゲネスクラブだー!
ここにジョンが拉致られてくるわけですね!w



実際には、国家機関であるBritish Academyが入っています。



この建物…Carlton House Terraceは19世紀初めに建設され、
第二次大戦までは最もファッショナブルな住居として歴代首相等が住んでいたそうです。



Carlton House Terraceから見たPall Mall方向。
エドワード7世をはじめとした立派な銅像が広場にたくさん並んでいます。



階段を降りて、バッキンガム宮殿前を走るザ・マルから見たCarlton House Terrace。
裏側も美しいですね。



画像が悪いですが、ザ・マルの横断歩道から見た宮殿方向。
宮殿を背中にしてザ・マルを歩くと、正面にAdmiralty Archが見えます。



1911年に建てられた"海軍省門"。真ん中の扉は王室専用ですね。



一般車両通行用の門の壁には"鼻"が付いています。
確か、誰かアーティストが遊び心で付けたんだったと思うのですが…。
これに触ると幸運になるとかで、騎馬衛兵が通る際は触れて行くんだそうです。

Admiralty Archをくぐると、Charing Cross駅に出ます。Trafalgar Square前ですね。
ホワイトホール方面を見てみると、遠くにビッグベンが!



Charing Cross駅からTubeに乗って帰ってくると、駅前から見える夕日がキレイ。



時刻は19時過ぎ。明日もドキドキが満載の、長い一日になりそうな予感…。
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シャーロック・ホームズ博物館とビートルズ・ストア

2012-05-05 | 2012年、英国の旅 ~春編
滞在2日目。
やってきたのはBaker Street。



もちろん行く先はシャーロック・ホームズ博物館です。



左側に扉番?のおじちゃんが立っている入口がありますが、
(この写真で言うと、ランプの二つ付いている入口。)
まずその右の扉の、ショップの奥に行って入場料(大人5ポンド)を払います。
そこで案内のしおり(日本語版もあります)を貰えます。それが入場券代わり。

そして、さきほどのおじちゃんにしおりを見せて入場出来る訳ですが、来館者はみんな、
入口に置いてあるディアストーカーを被っておじちゃんと記念撮影をしたいために、長い列が出来ています。
私もせっかくなので一緒に写ってもらったのですが、
ディアストーカーは近くにいた子供たちに取られてしまったので、
被って写ることは出来ませんでした。

写真を撮ったことに安心して、そのまま中に入ろうとしたらすかさず
「入場券は!?」とおじちゃんに腕掴まれましたw

中に入ると、狭い部屋の中に見学の子供達がいっぱい!
「つまんないー」と言ってる子もいたりしてw
ホームズに興味がなくて連れられてきてる子は、古い家具や小物が並んでるばかりでつまんないだろうなあ。
ホームズ好きにはたまらない場所なのにねえ…。

では、展示の数々から、かいつまんでご紹介しますね。



"VR"の弾痕! そして、テーブルには美しい食器。
ここでワトスンとハドスンさんの朝食を召し上がるのかなー?



暖炉に机。
ホームズの机には顕微鏡に薬品、ワトスンの机には執筆用のペンや診察用の鞄が。



うほほ、ホームズ先生の寝室だあ。



階段の踊り場に給仕のビリーがいた!なんとも言えない情けない表情w
棚にはホームズ譚が掲載されている雑誌、そばにはホームズ先生の胸像が。
聖典にちなんだ人形たちもずらりと並びます。



「マスグレーヴ家の儀式書」でブラントンが閉じ込められた穴を覗き込むホームズですね。



これ一番好きな人形!「まだらの紐」のロイロット博士。
なんで頭に蛇巻き付けちゃってるの?w びっくり眼がかわいい!



「ぶな屋敷」のハンター嬢。鮮やかな青いドレス。
「赤毛連盟」のウィルスンさん。Aの項を書いてらっしゃるところでしょうか。
「フランシス・カーファックス姫の失踪」のホームズとワトスン。
「唇のねじれた男」のカリスマ・ホームレスw、ネビル・セントクレア氏。



ボヘミア国王とアドラー嬢! そしてモリアーティ教授!!
暖炉にはグラナダ版のアイリーンの写真が飾ってありました。
登場する小物なんかもたくさんありまして…。




こんなのも。これはもしや「四つの署名」の? 怖っ!



日本語で書かれた解説も飾ってありましたが、
これは出版された本のどれかに掲載されたものなんでしょうか。
あら、お兄様の挿絵も飾られてあるわ。



シドニー・パジェットの挿絵に描かれた椅子も置いてあったり。




この素敵な暖炉、グラナダ版の「背中の曲がった男」でホームズが火かき棒を持って喋るシーンの暖炉を思い出すなあ。
上の階にはゲストブックがあったので、名前を残してきました。



日本人、字キレイな!と思われるように達筆な筆記体を意識してw
あとは、特に取り上げる程でもないけど気になる場所。



当時のトイレって、どうなってたのかなー、ってちょっと気になってたんですよねー。
真ん中は屋根裏で、右は階段の窓から見た景色。
RDJ映画で、こんな窓からホームズが飛び出して行くシーンがありましたね。
この曲線を描いた屋根の下には、



先ほど入場料を払ったショップがあります。
私はここで、挿絵の描かれたチョコのセットと、"BAKER STREET W1, CITY OF WESTMINSTER"と書かれた道の標識、
あとは指貫を買いました。(ちょうど指貫欲しかったんだもんw)
キーホルダーや革製のしおりなんかも気になりつつ…
滞在二日目であんまり散在するのも気が引けて控えめに。

あとジェレミー・ブレットのポスターもあったのですが、
自分の部屋に美しいお顔を貼るのがあまりに恐れ多くて、買うのはやめました。
ディアストーカーも売っているので、ここで買って外で記念撮影するのもいいかもしれませんね。


さて、もしこれを読まれている方でホームズと同じくらいビートルズも好き!
という方がいらっしゃったら、この博物館の並びにあるビートルズ・ストアへどうぞ。




隅から隅までビートルズ一色のお店です。
私は、滞在中に持ち歩くためのバッグを探していたので、
ここでサージェント・ペパー柄のバッグと、"With The Beatles"のジャケ写の4人が描かれているピックセットを買いました。
前からこのピックセットが欲しかったんです~。もったいないからもちろん使いませんよ。

しっかりホームズ&ビートルズ充した後は、
おしゃれなインテリア等のお店が並ぶマリルボーン・ハイ・ストリートを通って南へ歩きます。

つづく…
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