
黄色い花が咲くスミレは尾瀬で見る“オオバキスミレ”だけしか知らなかった。昨年、木曽駒ケ岳に行った時、タカネスミレの存在を知った。日光の太郎山に行くと、尾根沿いの登山道の脇や崩れかかった場所などにも咲いていた。調べてみると、同じスミレ科でこの花に良く似た“キバナコマノツメ”と言う種がある。葉の表面の光沢、生育場所などで区別されるそうだが、正直なところ私には判別が微妙。感覚的にタカネスミレとした。
「タカネスミレ」は高山帯の砂礫地などに咲くスミレ科の多年草。背が低く4-8センチほど。2000㍍を越えた登山道の尾根沿い。崩れかかった場所、ガレた所など目の前にこの花が飛び出してくる。小さいが鮮やかな黄色が印象を強くする。
タカネスミレと確信していたが、念のためネットで調べるとー。同じスミレ科で“花だけでは区別できない”というキバナコマノツメがあり、このほか北と中央アルプスに咲くクモマスミレがあることを知った。特にタカネとキバナの分別は、画像では比較できないほどそっくり。分ける必要が無いのではと思われるほど。エゾタカネスミレなど黄色いスミレは結構あるようだ。
見分け方のポイントとして①葉の表面の光沢②生育場所がタカネは傾斜のある砂礫地、キバナは草原ーなどあり、葉の表面の判断など微妙(厚さや毛の有無など触らないとわからない)なところもあるがタカネスミレとした。異議ある方は是非・・・ご意見をー。