
今日、至仏山に登る予定で早起きした。家を出ると小雨。日中は晴れると思い車を出した。藤岡ICから高速に乗って直ぐの電光表示板。“長岡ー練馬間雨 走行注意”の表示。繊細な同行者?もおり、山中で雨に降られたら大変と思い急遽断念。高崎ICでUターンした。時間があるからできる、優雅な?決断。今日は一日悶々としそうだ。
「バイケイソウ」はユリ科の多年草で高山植物。調べて見ると花が梅、葉がケイランに似ているのでこの名がついているという。聖岳の拠点とした聖平(小屋、2200メートル)の周辺に、草原から飛び出すように高く、元気よく咲いていた。草丈は7,80センチの大型。まだ花が咲き始めたばかりで緑色が濃いが、房状に2センチほどの花を付け、盛花時には少し白っぽく見える。
新芽の頃にはギョウジャニンニクやオオバギボウシと良く似ており、間違って食べられ中毒を引き起こすことが良くあるというので要注意。中毒の症状が重いと血圧の低下で死に至ることもあるとか・・・。
名前と葉の様子が似た植物で夏の高山の定番に“コバイケイソウ”がある。群馬の山では湿原や草原で群生しているのを良く見かけるが、大抵は「コ」タイプ。花の部分が違うだけで、非常に良く似ているだけに、何故だろうと思う。まだ、私の経験が少ないだけなのだろうか。