啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ミヤマハンショウヅル」

2011-07-21 05:10:35 | 山野草

湯の丸から烏帽子岳を初夏に歩く時楽しみな花がミヤマハンショウヅル。平地の林の縁に咲く“ハンショウヅル”は、5-6月にミヤマ種と比べもう少し赤が強くピンクがかった明るい花(ガク片)を付ける。

「ミヤマハンショウヅル」はキンポウゲ科でセンニンソウ属のつる性植物。烏帽子岳の稜線に上がり、頂上が近くになった辺りにクロマメノキなど低木や草に絡まるように独特の形をした赤紫の花柄を突き出している。亜高山帯を自生の場としておりミヤマの名がついた。キンポウゲの仲間で、センニンソウグループと言われても、どちらもしっくりこないが・・・。

花びらに見える赤紫の部分はガク片。花弁はなく、この中に多数の雄シベと雌シベがあるという。花柄から下向きに咲く花を半鐘に見立てたものでツル性だからこの名が付いている。平地タイプの方が、釣鐘を連想しやすい形をしている。
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