啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ナナカマド」の花、ミヤマキンバイ

2011-07-10 06:45:45 | 山野草

日光・光徳の牧場辺りから登山口までの林道沿いにナナカマドが白い花をつけていた。真っ赤に熟した実と尾根沿いで先陣を切って真っ赤に紅葉する姿を直ぐに思い出すのは私だけだろうか。今年、何回も見ているのだが何だか印象に残った。ミヤマキンバイは小太郎の山頂付近から太郎山までのガレた場所や登山道脇の草地にいっぱい咲いていた。似たような種が多いが、間違いないと思う。

「ナナカマド」がバラ科とは思わなかった。北海道の千歳空港からバスで札幌市内に向かった時“真っ赤に色を着けたナナカマドの実”と3年ほど前に上った白砂山への尾根沿いで見た紅葉の赤が忘れられない。まだ、紅葉を意識していない時期に、ひと足早く秋に反応した変化を見たからだと思う。落葉高木と紹介されるが、風邪の強い尾根沿いなどでは地を這うように生きている。

調べて見るとこの植物は面白い。木や実が堅く”竈(カマド)に7回入れても燃えないで残る”から。材は堅く、7日間“カマドで焼いて上質の炭になる”とか種の名前のついた理由。燃えにくいことから“火災除けや落雷防止”のシンボル?にされるとか・・・。

「ミヤマキンバイ」もバラ科だった。草丈10-20センチで夏に鮮やかな黄色の花をつける。高い山に咲くキンバイソウ、花が黄色く梅に似ると言うことからこの名がついている。

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