
つい最近まで、高い山は春と初夏が混在していた。関東地方でも梅雨が明けたが、山はあっという間に夏の色を濃くした。ヤマオダマキは夏の中高層草原を代表する花の一つで毎年楽しみにしている。赤城の覚満淵(小湿原)で一株だけ咲いていた。
「ヤマオダマキ」はキンポウゲ科の多年草。日本原産種とされており、草丈は30-60センチ。草原や林の縁の明るい場所、登山道脇などに変わった形の花をつける。
オダマキは糸を巻く道具のことで、花の形が似ていると言うことから名がついている。何だか優しそうな花に感じるのは私だけだろうか。
「キバナニヤマオダマキ」は薄緑色の静かな花が印象的。ヤマオダマキの変種なのだそうだ。榛名のロープウエイ近くの林の中にひっそりと咲いていた。
