啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オオムラサキ」

2011-07-25 08:40:01 | 里山

昆虫を紹介するのは当ブログでは初めてか?散歩コース“竹沼”の周回道でオオムラサキを見つけた。今月20日の夕方のこと。樹液を出しており、カナブンやスズメバチなどが集まっているナラの木。目の高さの位置でしかも数メートルの至近距離。2羽のオオムラサキが初々しい青紫の光沢のある羽根を開閉していた。残念ながらその時、カメラを持参しておらず不発。昨日、同じ場所でようやく写真を撮ることができた。

「オオムラサキ」はタテハチョウ科の大形の蝶。国蝶に指定されている美しい蝶。雄は青紫の光沢を放つ美しい羽を持つが、雌は青紫ではなく茶色系の地味な羽。とにかく気品のある蝶々である。この蝶、今まで何回か見たことがあるが、木の上など離れた位置からでしかない。こんなに近くで、標準レンズで撮っても見られる絵が取れたので感激だった。

20日の夕方に見た2羽は、カミさんも一緒に見たが、青紫に輝いていた。スズメバチと樹液の多い場所を争うように羽根を開閉していた。24日に撮影できたこの個体は、羽根が青紫に輝いていない。“雌”かも知れない。光線の関係かもしれない。写真の蝶の近くに、もう一羽いたのだが、台風に痛めつけられたのか、後ろ側の羽がぼろぼろに欠けており、動きが鈍かった。蝶の成虫がどれくらい生きるのか知らないが、時間で変化で輝きを失ったのかもしれない。理由は無いが、2回見た2羽のオオムラサキは同じ蝶と思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする