啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「聖岳」に登ってきた

2011-07-19 09:08:24 | 低山歩き

17,18日の2日間で、南アルプス「聖岳」(3013メートル)に登ってきた。学生時代の友人に連れて行ってもらったもので、山小屋泊はこれが2回目。“低山歩き中心の私が行けて、本人達もある程度楽しめる山”に登ることに加え、旧交を温めると言うのが年1回の山行コンセプト。

便ヶ島(たよりがしま、1100メートル))→西沢度→苔平→薊畑分岐2400メートル)→聖平小屋(泊)→薊畑→小聖(2662メートル)→聖岳(3013メートル)→奥聖岳(2982メートル)を往復すると言うコース。初日の山小屋までだけで、急登の連続が6時間近い。2日目はプラスマイナスの標高差合計で約3000メートルの私にとっては“過酷”なコース。

岐阜の2人、愛知1人、群馬1人が飯田IC出口に午前7時頃集合。喬木村から矢筈トンネル、上村をて便ヶ島の登山口まで1時間半弱。8時半頃に木材運搬の森林鉄道沿いにスタート。西沢渡には名物の渡渉場があり、総重量150キログラムの“ワイヤーロープウェイ”がある。今でも、増水時には使うのだろうが、幸いにも?当日は橋を歩けた。ここからは、樹林帯を尾根沿いにひたすら急登。とにかく登るだけ。汗だらけになってしまった。帰路に感じたのは“よくもこんな坂を登れたもの”だった。

5時間半ほど急登を続け、稜線に出たところが薊畑で聖岳への分岐点(2400メートル)。聖平小屋(2200メートル)までは30分弱下る。午後2時半頃に到着した。山小屋は超満員で余り語りたくない光景。冷えたビールが最高だった。


翌日は午前4時に起床。食事をして5時20分に小屋発。薊畑から再び急登。台風の影響も殆ど無く、冷気が清々しい。小聖岳で展望を楽しみ、一段と斜度を急にしたガレ場をひたすらジグザグに登っていく。意外と快調に高度を稼ぐ。小屋から2時間半ほどで山頂に着いた。快晴ではないが、雲をかぶった富士山から北アルプスなど展望できた。予定より余裕があり、奥聖岳まで往復。下山を開始する頃には北側から雲がかかり始めていた。

コメント
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