啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「カラマツソウ」と「カワラマツバ」

2011-07-13 08:14:00 | 山野草

余りに暑いので、散歩に榛名山に出掛けた。ユウスゲの写真でも取れればよいと思ったが、草原の遊歩道にはほとんど花が見られない。あと10日もすれば夏の花がいっぱい咲くのだろうが・・。遊歩道を一周しかけた時、マツカゼソウと思って撮ったのがこの写真。花が“カラマツソウに似ている”と思ったので調べて見ると、やっぱりカラマツソウのようだ。同じような場所で見つけた細い葉をした植物。通りかかった人に名を訪ねるとカワラマツバと教えてくれた。

「カラマツソウ」はキンポウゲ科の宿根草。宿根草というのは冬など生育に条件の悪い時に地上部を枯らし、条件が良くなると発芽すると言うタイプのことのようだ。花弁は無く、白い糸状の花に見える部分は雄シベだそうだ。日本固有種。

榛名より最っと高い草原で自生していると思っていた。大分前だが、この花を初めて見たのは六合村の三壁山→カモシカ平を歩いた時。清々しさが印象的で好きな花。葉がほとんど似ている“マツカゼソウ”をカラマツソウと思い込み、トキの島から持ち帰ったが、花の形が全く異なっていた。今でも元気で育っている。

「カワラマツバ」はアカネ科の多年草。草丈は60-80センチ。細い葉の部分が印象に残る。川原などに多く、葉の部分を松に見立ててこの名がついたという。

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