
季節がなかなか安定しない。今年は山野草にとって、生育条件は良い年なのだろうか。葉の表面に花や実をつけた状態になる変わった落葉低木の「ハナイカダ」。我が家の庭にも植えられているが、何だか普通の樹木と同じで、葉に花が咲いたのを見たことがなかった。今年は咲いている。天候が不順で、雨も少ない。ハナイカダには良くないような気がするが・・。
「ハナイカダ」はミズキ科の落葉低木。この写真は、高崎自然歩道の金澤の碑から根小屋城址方面に少し登ったところに咲いていたもの。丁寧に“看板”が立てられているからすぐ判る。存在は知っていたが花の写真を撮ったのは今年が初めて。雌雄異株で雄株は多数の花をつけるというから、写真は雄株。花が葉の上に咲く様子を、筏に例えこの名が付いた。
可愛くも、美しくもないが、珍しい花(木)だ。若葉だけでなく、秋に実る黒い実も食べられるのだそうだ。
「チゴユリ」はユリ科の多年草。里山の林の縁や登山道脇などあちこちに咲いている。花を2輪つけていることもある。こちらは、珍しくも何ともないが、小さくて可愛いのが特徴。
