京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

かわいい子には旅をさせなきゃ!?

2008-05-19 14:26:04 | 着付あれこれ
先日、着付けを習いにきてくださっているお嬢さんから電話。
「今度、結婚式に行くので着付をお願いしたいのですが・・・」
「ん?自分で着ないの・・?」
「え~っ、無理ですぅ~。ダメダメ
という訳で着付けの予約をうけました。

そして、結婚式にいかれる何日か前に、着付けのお稽古をした後で
「当日、自分で着物だけ着てもいいですか?」
「もちろん  じゃあ、余裕をもって1時間前に来て
と予定変更。



さて当日、教室で自分で下着、補正、長襦袢、着物・・・と私が横で目を光らせながら?
着ていただきました。
帯は、二重太鼓ならご自分で という事になりますが、
飾り結び・・という事で私が帯だけ結びました。

着付けのお稽古にきて下さっている方で、
ある程度大丈夫と判断したら、時間がとれるときには
こうやって、教室で自分で着てもらい 「?」と思ったときには
私が手を出し、口をだし・・・とチェックを入れながら
安心してお出かけできるようにお手伝いをさせていただく事もしています。
(ただし、他に着付けが詰まっているなど時間が取れないときはできないですが・・)
せっかく着付を習っているのですから、少しでも自分で着る事に、自信をつけて欲しいと思うのです・・・



しかし・・・。

着付け前日、準備をしながら・・ふと考えました。

お母様のお着物を着られたのですが、お持ちになった長襦袢の裄が合ってないことに
お稽古をしている時気づきました。
計って見ると一寸違う・・


着付をさせていただいていると、こんなことはよくあることで
前もって確認して、襦袢が出ないように「細工」をしておきます。

今回もチクチクと針を動かしながら・・・
ちょっとまって・・・
う~ん、着付けのお客様なら、こうして私が処置をしてお着せすればいいけれど
着付けの生徒さんの場合、いけなかったのでは・・・と。

こういうアクシデントに遭遇した場合、ちゃんと自分で考えて
上手く着る「知恵とテクニック」を教えて自分でさせるのが親心では・・

何でも、私が自分でやってしまうのは簡単だけど
もしかしたら・・甘やかしてはいけないのではないだろうか・・


と、反省した出来事でした
今度のお稽古、どこをどうしたのか、しっかり説明することにしよう







コメント (3)
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