京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

お客様の着物紹介~単衣の色無地~

2015-08-25 17:09:54 | わきごのみ
ずいぶん涼しくなりましたね

さて今日は、お客様がお求め下さったお着物をご紹介してみようかな・・と思います。

他の方は、どんな着物をどんな風に誂えていらっしゃるのか・・・
気になりますし、もしかしたら、これから着物を作るときの参考になるのではと思って
少しづつお客様のご了解を得て、ご紹介していきたいと思っています。


今日のお着物  「単衣の一つ紋付色無地」




お客様(S様)   30代OL

お客様のご紹介 
てっきり20代後半と思っていたら、今年30歳になりました~という答えにびっくり
お茶を習っていらっしゃって、20代前半で着付け教室に通ってくださったのがご縁です。
ですから、着物を着るシーンは主に、お茶のお稽古・お茶会・ご友人などの結婚式など。





今回の着物選びのポイント

お茶ではやはり色無地が重宝で、単衣の着物をお持ちでなかったので。

こちらの色無地は、染めあがっている反物ではなく、白生地からお好みの色で染めた誂えです。
色選びは、すでにお持ちの袷の色無地や訪問着とは違う色、そして単衣にするので
暑苦しくない色で・・・と、やさしいクリーム色に決定しました。

小さな色見本で判断するのは、慣れないと少々不安なもの・・
そこで、店にある反物などを掛けてみて、大きな面で色のイメージをつかんでいただきました。


お茶でお召しになるときには。「家紋」を入れておいたほうがいいので
一番正式な染め抜きの一つ紋を入れました。





また、お茶でお召しの場合、座るときに背縫いがひけたり、シワが気になりますので
居敷当てもつけました。
裏から見ると、こんな感じです。







お仕立てができたお着物をご覧になったお客様から こんな感想を頂きました






仕立てあがった着物のたとう紙を開けるとき、ドキドキします。
まして、自分で選んだ色で染めたときは、「どんな色になっているのかな」
と、少し不安もあるものです。

お気に召して・・よかったです






白生地には、大きな地紋がありましたので
色無地とはいえ、華やかさも加わった楽しくて素敵な着物になりました。

お茶だけでなく、披露宴のおよばれでも、華やかでステキだと思います。

今度のS様の目標と次回お勧めは
この色無地にも合う夏帯。
絽つづれ八寸帯かな

少しづつ、そろえていきましょうね



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