京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

年の功??年を重ねることも悪くない!

2016-10-28 16:37:12 | ひとりごと
暑くて冷房入れてたかと思ったら、今日は雨模様で寒い・・
エレベーターのような気温の変化です。
皆様、どうぞ体調を崩されませんように・・・


雨降りの静かな日は、少し時間があると、静かにいろいろ考えます。

このところ、自身で感じる事・・・

ずいぶん強気になってきた(笑)



10月の声を聞いたとたん、着付け教室に新規でお越しくださる方や
暑い間、お休み~っておっしゃってた方が戻ってこられたりで
このところ着付けのお稽古をほぼ毎日しております。

着付教室を始めたきっかけは、一人のお客様に「ここで教えてもらえないでしょうか」の一言。
全く教えることなど考えていなかったので、教え方も分からず、試行錯誤しながら・・

若かったときは、自分より年上の方に教えることも多く
失礼のないように、言葉を選びながら、少し遠慮がちに教えていたのを思い出します。


自分の気持ちとしては「教える」とは少し違って、ずっと「着る方法を伝える」というスタンスで。
ですから「先生」と呼ばれるのも嫌で、致し方なく・・・

そういいながら、着付けを教え始めてからもう25年くらい?

最近、教え方が変化してきたように感じるのです


「こう持って」「ここを持って」「それは左手
「ちょっとワン呼吸おいてそこが大事~~」と
最近の私は細かくうるさいのです


手の使い方、持つ場所・・・そのほか今までそう細かく言ってなかったことを
最初から容赦なく(笑)言った方が、
結局、早く上手に着られるようになると今更ながら気が付いた・・・?

今までは、遠慮と迷いがあった気がします。

私が一番いいと思う方法でお教えしていますが
着物の着方やその工程はいっぱいあって
私の方法がベストな方法と言い切れない・・と思っていることも理由の一つでした。


でも、遠慮がちに教えるより、「私のやり方」で教えることにしようと吹っ切れたのかな~。

それと、やっぱり、年齢は大きい気がする

着付教室に来てくださる方が、今では同年代や年下の方がほとんどなので
若い時には言いにくかったこと
「それではダメ~」とか「ソコ、もう一回」とか
ビシバシ?言えるようになった気がします。

(誤解のないように申し上げます・・そんなスパルタでも怖くもないですからね・・

着付教室のことを今日は書きましたが
他にも「年齢」のおかげで言えることがずいぶん増えた気がします。

たとえば、職人さんにも遠慮がちにお願いしていたことを厚かましくお願いできたり
問屋さんに、ダメ出ししたり
失礼なセールスマンに、ガツンと言えたり・・・

こう考えると、年を重ねることも悪くないなって。
呉服屋としては、よ~しこれからだ!!って思えてきました


きれいな着物のコーディネートとかをアップしたほうが皆さんには喜ばれるのかもしれない・・と
思いながら、ごめんなさい
今日も私のひとりごと・・・お付き合いありがとうございました。



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