京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

呉服屋でありながら・・疑問

2019-07-08 11:19:15 | 女将の日常
週明けの今日は梅雨寒のようで、皆様体調に気をつけましょうね。。。


さて、なんとなくパタパタしていてブログを書くことができなかったのですが
今日は定休日のこともあり、少し腰を落ち着けることができそうなので


先日、箪笥を整理していた時にこんな喪服用の小物が出てきました。




黒の腰紐とコーリンベルト。
ずいぶん前に、喪服用の小物セットがあって、その中の一部が残っていたのだと思います。

このほかにも、こうした黒の帯板や帯枕、伊逹締めもあります。
喪服用だから「黒」なのでしょうが・・
すみません、呉服屋でありながら、この黒の小物たちは必要なのだろうか・・・と
以前から感じています。

当然、喪服一式はこれを揃えておけば十分と喪服用の一揃えをしておけば慌てなくて安心です。

でもね・・・
ここまで黒にこだわる必要があるのあるのかな~~と私の正直な感想と疑問。


確かに、真っ赤な腰紐や派手な柄の伊逹締めは気が引ける気もします。
でも、普通の薄いピンクなどの紐やコーリンベルトなら
着てしまえば見えなくなってしまいますし・・
気持の問題ではないのかな・・・


私自身は、腰紐類は白、その他も薄い色のものを普段から使っていて
慶弔どちらもそれで済ませています。

ですから、店で販売している腰紐も使いまわせることを考えて
普通は白をお勧めしています。

でも、普段はピンクの腰紐がいいわという方もいらっしゃいますし
中に使う小物くらいは、可愛いのが欲しいっていう方もあると思いますし
それはそれで楽しめば


もう一つ、以前からなんとなく釈然としていなかったものがあって
画像がないので、説明しにくいのですが
留袖用の帯〆と帯揚の箱入りのセット、その中に組紐で作った金色の亀の飾り
見かけたことないですか?

あの亀の飾りも、随分前に初めて見たときからなんだろうと思って
いつ、どこから発生した物か、いまだに、その意味や必要なものなのか疑問に思っています。
こういう仕事をしていて、私の知識がないのかもしれません。
先日も、上質な帯〆を扱っている小物の問屋さんにも聞いてみたのですが
私と同じようなご意見でした。


私の勝手な想像ですが、
きっとこういう小物セットは、業界がセット販売として
考えたものではないのかな・・と。
もしかして、あの亀はそのおまけ?のようにつけ始めたのでは・・・と。

どなたか正しい事、ご存知でしたら教えていただきたいです


当店では、私の好みや考え方も大いにありますが
帯〆・帯揚の箱に入ったセットのものは基本的に取り扱っていません。
もちろんご希望でしたら、手配は致しますが。

それぞれお好みのお品を選んでいただくようにしています。


なんだか、私がこんな事言っちゃっていいのかな~~という
とりとめのない話にお付き合いいただいてしまいました


今週、日曜日からはセールが始まります



ぜひ、お出かけくださいませ。



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