「ブログ、書かなきゃ」
今、慌ててそう思い、ほかのことをそっちのけで書くことにしました。
さっきまで、ちょっとパソコンで調べ物をしていたのですが
ふとしたことから、着物を吊るすハンガーなるものがあることを知り・・・
こういうのは目から鱗とは言わないのでしょうが
ビックリ
最近、若いお客様をターゲットにした着物を販売しているショップや
りサイクルショップなどで、着物を洋服のように吊るしてデイスプレイしているのを見かけては
「これを見ているから、若い方たちは着物も吊るすものと思うんだな~~」と
危惧していました。
ところが、着物を吊るして収納できるハンガーというものを販売しているなんて・・・
ショックです。
私同様、ご存じなかった方のために・・
いわゆるこれまで知っている着物をまっすぐに掛けるための「着物ハンガー」とは別物です
着物をクローゼットに収納できる
シワになりにくい
畳めなくても大丈夫
・・・というのがウリのようです。
そういわれれば、便利に思えるけれど
あまり書くと、この製品の悪口になってしまいますので、製品に関してはこれくらいにして
私、冷静になって(笑)考えてみました。100歩譲って
吊るしてもいいとすれば・・・浴衣や単衣の着物だろうか・・・
裏のない単衣の着物なら許せるかも。
ではどうして、着物は畳んだ方がよいのでしょうか。
洋服は、立体のものなので下手に畳むとシワになります。
しかし、着物は平面のものなので、ピタッと畳め平面で収納でき場所も取りません。
ちゃんと畳んでおけばしわにもなりません。
着物は、着た後、しばらくは掛けて湿気を飛ばしますが
本来ならそれも半日くらい、何日もかけっぱなしにするのはいけません。
着物は単衣でない限り、表地と裏地があって、ピタッと合うように仕立てています。
(これも洋服の裏地の付け方と違うところです。)
それが、重力もありますし、かけたままにしておくと表地と裏地の間に空気が入って
ボワっと膨らんだ感じになってしまいます。
下手すると、「袋が入る」という状態になり、裏か表のどちらかがたるんでしまいます。
なんとなく、だらしな~い感じになります。
着物を着たときにも、キチンと畳んであった着物は
肩山や袖山の線、それから、背縫いも、背中芯の三角になった線も
脇の縫い目も・・・ピシッと線が感じられきれいです。
ちょっと違うかもしれませんが
男性のスーツ姿で、スラックスのラインがピシッとついていると
清潔感があってカッコいいですね。
逆に、プレスが取れてると、だらしなくて仕事もイマイチ??な印象を受けたり。
プレタの着物を扱うお店やレンタルの業者さん、古着やさんなど
簡単に着物を見せるために、吊るすという方法は有効かもしれませんが
同じように、手持ちの着物を吊るして収納することは賛成できません。
着物は、畳んで仕舞いましょう
昔から、着た着物をいつまでもかけておくのはだらしないと言われました。
そして「折り目正しく」という言葉は着物をきちんと美しくたたむところからきています。
着物を着るということは
着る前の準備から、着た後の始末まできちんとすること。
こんな事がたしなみということにつながるのではないかと思うのです。
勝手かもしれませんが、お着物を買ってくださったお客様や
着物が好き、と大切に思ってくださる皆様には
着物の扱いもきちんとしてほしい
ぜひ、着物は畳んで収納していただきたいと思います。
はぁ~、一気に書いてしまいました
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今、慌ててそう思い、ほかのことをそっちのけで書くことにしました。
さっきまで、ちょっとパソコンで調べ物をしていたのですが
ふとしたことから、着物を吊るすハンガーなるものがあることを知り・・・
こういうのは目から鱗とは言わないのでしょうが
ビックリ
最近、若いお客様をターゲットにした着物を販売しているショップや
りサイクルショップなどで、着物を洋服のように吊るしてデイスプレイしているのを見かけては
「これを見ているから、若い方たちは着物も吊るすものと思うんだな~~」と
危惧していました。
ところが、着物を吊るして収納できるハンガーというものを販売しているなんて・・・
ショックです。
私同様、ご存じなかった方のために・・
いわゆるこれまで知っている着物をまっすぐに掛けるための「着物ハンガー」とは別物です
着物をクローゼットに収納できる
シワになりにくい
畳めなくても大丈夫
・・・というのがウリのようです。
そういわれれば、便利に思えるけれど
あまり書くと、この製品の悪口になってしまいますので、製品に関してはこれくらいにして
私、冷静になって(笑)考えてみました。100歩譲って
吊るしてもいいとすれば・・・浴衣や単衣の着物だろうか・・・
裏のない単衣の着物なら許せるかも。
ではどうして、着物は畳んだ方がよいのでしょうか。
洋服は、立体のものなので下手に畳むとシワになります。
しかし、着物は平面のものなので、ピタッと畳め平面で収納でき場所も取りません。
ちゃんと畳んでおけばしわにもなりません。
着物は、着た後、しばらくは掛けて湿気を飛ばしますが
本来ならそれも半日くらい、何日もかけっぱなしにするのはいけません。
着物は単衣でない限り、表地と裏地があって、ピタッと合うように仕立てています。
(これも洋服の裏地の付け方と違うところです。)
それが、重力もありますし、かけたままにしておくと表地と裏地の間に空気が入って
ボワっと膨らんだ感じになってしまいます。
下手すると、「袋が入る」という状態になり、裏か表のどちらかがたるんでしまいます。
なんとなく、だらしな~い感じになります。
着物を着たときにも、キチンと畳んであった着物は
肩山や袖山の線、それから、背縫いも、背中芯の三角になった線も
脇の縫い目も・・・ピシッと線が感じられきれいです。
ちょっと違うかもしれませんが
男性のスーツ姿で、スラックスのラインがピシッとついていると
清潔感があってカッコいいですね。
逆に、プレスが取れてると、だらしなくて仕事もイマイチ??な印象を受けたり。
プレタの着物を扱うお店やレンタルの業者さん、古着やさんなど
簡単に着物を見せるために、吊るすという方法は有効かもしれませんが
同じように、手持ちの着物を吊るして収納することは賛成できません。
着物は、畳んで仕舞いましょう
昔から、着た着物をいつまでもかけておくのはだらしないと言われました。
そして「折り目正しく」という言葉は着物をきちんと美しくたたむところからきています。
着物を着るということは
着る前の準備から、着た後の始末まできちんとすること。
こんな事がたしなみということにつながるのではないかと思うのです。
勝手かもしれませんが、お着物を買ってくださったお客様や
着物が好き、と大切に思ってくださる皆様には
着物の扱いもきちんとしてほしい
ぜひ、着物は畳んで収納していただきたいと思います。
はぁ~、一気に書いてしまいました
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