7月末、8月上旬の週末は花火大会など夏のイベントで
浴衣でお出かけされた方も多かったと思います。
当店でも土曜日は恒例の板橋の花火大会とあって
例年通り、浴衣の着付けをさせて頂きました。
毎年、浴衣姿の写真をアップしているのですが
今年は、私の気持ちの中でテンション上がらず・・・・
写真も撮らせていただきませんでした。
私がこんなことではいけないのですが・・・。
もうずいぶん前から、浴衣は私たちの考えてる物とは別物になってしまったと
考えていますが、年々その感覚が大きくなっていきます。
日々のお店で接客するときや、浴衣の着付けをさせて頂きながらさりげなく
本来の浴衣の良さを伝えたい、分かってもらいたいと
説明したり、お話ししたり、努力してきましたが
今年はもうなんだか、あきらめた感・・・。
世の中の多くの皆さんの「ユカタ」はあまりにも
私たちの考えている「浴衣」と遠く離れてしまいました。
これまでは、たとえ買っていただけなくても浴衣とはこういうもの、と
伝えようとして抵抗してきましたが
切り離して考えてしまった方がいい気がしてきました。
仕立て上がっている物と思っていらっしゃる方がほとんどなので、浴衣の反物を見てびっくりされる時代です。
先日は
浴衣の寸法直しをしてもらえますかという若いお客さまからの問い合わせがありました。
深く聞かずとも安いプレタの浴衣と想像できたので
時間もかかりますし、お直し代の方が高くなるかもしれません
お役に立てなくて申し訳ありません
と伝えました。
近くに少し知識のある人がいたら、
こんな時どうしたらいいのか聞くこともできたでしょうし
着られないようなものを買うこともなかったでしょう。
店で買ったとしたら、店員さんのアドバイスがなければいけないですし
たぶんスーパーや量販店などか、ネットで購入されたのではないかと想像します。
着付の時に、浴衣と帯のみお持ちになって、紐は?と聞くと
いるんですか?と言われ、あぜんとしたこともありました。
こんな日々・・
時々浴衣の時期で忙しいでしょう?なんて声をかけてくださる方もありますが
苦笑いです。
こんな思いを抱えて
ブログも元気な記事が書けなくて
また愚痴を聞かせてしまうことになってしまいましたが。
そんな中、私も考え方を変えながら努力はし続けているつもり
着付けをさせて頂くとき
自分で着てみたいとか、着てみたけれど上手にできなかったという
少しでも関心のある方には
ポイントやコツをお話ししながら着付けるようにしています。
どうせ着るなら、きれいにおしゃれに着てほしい
浴衣のみの話ではなく着物全般に同じことが言えます。
今の世の中の流れでは、すべての方にわかってもらおうなんてそもそも無理な事。
ちゃんと着物に向き合ってもらえる方は少なくなりました。
店や私の思いや考えに共感してくださる皆さんに向けて・・・
頑張って発信していこうと思います。
今日は、楽しい話でなくてごめんなさい
店では、今月いっぱいセールしています
暑いですが、ぜひ、おでかけください。
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浴衣でお出かけされた方も多かったと思います。
当店でも土曜日は恒例の板橋の花火大会とあって
例年通り、浴衣の着付けをさせて頂きました。
毎年、浴衣姿の写真をアップしているのですが
今年は、私の気持ちの中でテンション上がらず・・・・
写真も撮らせていただきませんでした。
私がこんなことではいけないのですが・・・。
もうずいぶん前から、浴衣は私たちの考えてる物とは別物になってしまったと
考えていますが、年々その感覚が大きくなっていきます。
日々のお店で接客するときや、浴衣の着付けをさせて頂きながらさりげなく
本来の浴衣の良さを伝えたい、分かってもらいたいと
説明したり、お話ししたり、努力してきましたが
今年はもうなんだか、あきらめた感・・・。
世の中の多くの皆さんの「ユカタ」はあまりにも
私たちの考えている「浴衣」と遠く離れてしまいました。
これまでは、たとえ買っていただけなくても浴衣とはこういうもの、と
伝えようとして抵抗してきましたが
切り離して考えてしまった方がいい気がしてきました。
仕立て上がっている物と思っていらっしゃる方がほとんどなので、浴衣の反物を見てびっくりされる時代です。
先日は
浴衣の寸法直しをしてもらえますかという若いお客さまからの問い合わせがありました。
深く聞かずとも安いプレタの浴衣と想像できたので
時間もかかりますし、お直し代の方が高くなるかもしれません
お役に立てなくて申し訳ありません
と伝えました。
近くに少し知識のある人がいたら、
こんな時どうしたらいいのか聞くこともできたでしょうし
着られないようなものを買うこともなかったでしょう。
店で買ったとしたら、店員さんのアドバイスがなければいけないですし
たぶんスーパーや量販店などか、ネットで購入されたのではないかと想像します。
着付の時に、浴衣と帯のみお持ちになって、紐は?と聞くと
いるんですか?と言われ、あぜんとしたこともありました。
こんな日々・・
時々浴衣の時期で忙しいでしょう?なんて声をかけてくださる方もありますが
苦笑いです。
こんな思いを抱えて
ブログも元気な記事が書けなくて
また愚痴を聞かせてしまうことになってしまいましたが。
そんな中、私も考え方を変えながら努力はし続けているつもり
着付けをさせて頂くとき
自分で着てみたいとか、着てみたけれど上手にできなかったという
少しでも関心のある方には
ポイントやコツをお話ししながら着付けるようにしています。
どうせ着るなら、きれいにおしゃれに着てほしい
浴衣のみの話ではなく着物全般に同じことが言えます。
今の世の中の流れでは、すべての方にわかってもらおうなんてそもそも無理な事。
ちゃんと着物に向き合ってもらえる方は少なくなりました。
店や私の思いや考えに共感してくださる皆さんに向けて・・・
頑張って発信していこうと思います。
今日は、楽しい話でなくてごめんなさい
店では、今月いっぱいセールしています
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ホントに仰る通りですね…悲しい限り。
わたしは着物に関わる仕事をしているわけではないのですが、自ら着てきたので…他人にも着せられます。←変な言い方ですよね。
そう、そもそも「着物が着れない!」だなんて!!!
振り袖や打ち掛けのような特殊な物ならまだしも、浴衣すら「着れない」⇒「浴衣の着付けをお願いしたい」とか
(まあ、私などにも声がけいただけるだけ有り難いのかも知れませんが)
美容師でもないわたしが、知り合いや〜近所の娘にユカタを着せてあげるだけ=『先生』扱いに、和装業界への絶望を深くします。
なんで、和装の敷居がこんなに高くなってしまったのか?
やはり、深く関わり、売ってきた人たちのせいでもあろうと………
以前の記事だと、どんなことを書いていただろうかとハラハラ・・
その時の思いが強いと、思いに任せて愚痴っていることもありますので(笑)
でも、読み返してみても、そうぶれてないように思います。
昔といった方がいいのか、以前ならお母さんやおばあちゃん、ご近所のおばさまなど浴衣ぐらいは着せてくれたのでしょうが・・・。
せめて浴衣はそういうものであってほしいのですが、美容室で髪をセットして着付け・・という時代になってしまいました。
通りすがり様、どうか、浴衣、周りの方に着せてあげてください。よろしくお願いします。