今日も梅雨空ですが、その合間を見計らって、職人さんが
お願いしていた浴衣の水通しをして届けてくださいました。
少し話をしたのですが、
全然ひまです…とのこと。今は我慢するしかない・・と。
この業界、ほとんどこんな感じではないかと思います。
着物を着る場がないから、新しいものを購入しようという気にならない、
着なければお着物も汚れないのでお手入れも必要ない・・
という悪循環。
仕立屋さん、洗い張りや丸洗いをお願いしている職人さん・・他にも
一枚の着物にかかわってくださる職人さんはたくさんいらっしゃいます。
それにもっと言えば新しいものを作っている方々・・・
今日の職人さんも私達より年齢は上ですが、お仕事をお願いしている職人さんたちの
多くが高齢です。
このコロナを機に、辞めるといわれないかとドキドキです。
もしも、自粛期間中に片付けなどなさって、お手入れ、お仕立て直しをするお着物でもあれば
お出しいただければ、職人さんも、もちろん当店もお仕事させていただけるので
とてもありがたいです。
私たちの業界ではこんな感じですが
お茶の世界も、お茶会もできず、お稽古もお休みというお話が多いようです。
人が集まってはいけないといわれると、お稽古事には厳しいですね・・・
お茶の先生と
「お茶のお稽古もリモートの時代になるのでしょうか?」と、冗談半分でお話ししていたのですが
そういうものではないような・・・
お茶もお相手があってこそ・・と思います。
考えてみたら、人とのかかわりがあるからこその社会ですし
礼儀作法やお茶なども発展してきたのに
人と交われないという事はなんてつまらないのだろうと思います。
着物やお茶・お花・伝統芸能などなど、
コロナで、日本の文化や伝統が廃れない事、心から願います。
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