先日のブログで皆さんにご心配かけたかも・・・
すっかり復活いたしました~
今回、自分自身の元気のバロメーターに気づきました。
体調悪い時は、口数が少ない・・(笑)
そして、回復したと思ったら、途端におしゃべり復活してました
さて、今日は
先日からこれはブログに書いてぜひ、皆さんにも読んでいただきたいと思っていたこと。
元気な時に、気合を入れないと書けなかったので時間がかかってしまいました。
また少し、毒を吐くかも・・・です
先日、お母さんとも長年の知り合いで、そのお嬢さんMちゃんの振袖の着付けを
させて頂いた時の話です。
Mちゃんは、有名な神社で行われるお友達の結婚式とその披露宴に招かれ
神社という場所と格式のある結婚式ということで
振袖を着ていきたいと、楽しみに着付けの予約を入れてくれていました。
そして、荷物をお母さんと一緒に持参してくれた時
お母さんが困った風に
「Mがね、花嫁さんと振袖の色が被るから、着るのをやめようかって言ってるのよ~~
そんなことないよね?」
って。
「はぁ??」と私は理解するのに一瞬ですが、間がありました。
あ・・・また、最近の若い人たちの間の変な気遣い、マナーの勘違い
「主役である花嫁さんより目立ってはいけない」という・・・
聞いてみると、やっぱりネットで調べたらしいのです。
Mちゃんの振袖は地色が赤。
花嫁さんの打掛が赤だといいます。
結論から言いますと
(考え方はいろいろなので、あくまで私の考えでは)
花嫁の白いドレスと同じ白のドレスは着ないように・・という
洋装の場合のマナーから発生している考え方ではないかと思います。
洋装のマナーと和装のマナーは違うのです。
花嫁の打掛や振袖と同じ色の着物は着てはいけない・・なんて、私は思いつかなかった。
ドレスと違い着物というのは
地色が赤であっても、そこにはたくさんの柄と色が使われていて
一口に「赤」で済まされるものではありません。
そもそも、花嫁さんと、招待されたお客様の振袖は、装いがまったく違います。
一見してその違いは判ります。
その話を聞いた時はMちゃんのお母さんと一緒に
「そんなことは全くないから・・」と一笑に付したのですが
そのあと、私も気になるので「結婚式の装い」などでネット検索してみました。
なるほど、書いてる書いてる
ある「結婚式の装いのマナー」について書いているサイトで、書いてあったことを要約してみます。
*振袖
未婚女性の和装の第一礼装である
振袖には、大振袖、中振袖、小振袖の3種類あり、大振袖は花嫁も着るので
参加者は中振袖や訪問着に変更するのがマナーであると。
大振袖を着る時は、花嫁と被らないよう確認、配慮すべき
*訪問着
未婚・既婚を問わないで着られるので最も無難。
しかし、ドレス同様白やクリーム地は花嫁衣装と被るため控えるのがマナー。
そして、怒りの私のツッコミ
なんだか知ったらしく書いてあるけれど、着物の事中途半端にしか知らないんじゃないの!?
振袖には、3種類あるって、そんな知ったかぶりの説明はいらない。
まして、中振袖など、私たちの若い時の袖の長さで今どき振袖といえばほとんどが大振袖である。
成人式に誂える振袖以外に、わざわざ短めの振袖を誰が作りますか?
第一礼装の振袖を着られるのは未婚女性の特権です。
それを、なぜ、訪問着にしなければいけないのでしょう。
さらに、白やクリームは避けるべきって、それは先にも書いた通り
洋装の考え方。ごっちゃにしないでほしいです。
白っぽい着物は、格が高く、京都のメーカーに聞いても
そういう場面で着てほしいという思いで染めています とのことです。
柄の入ってない真っ白の訪問着など存在しません。
白っぽい着物といっても、柄も入っていますし、帯や小物の色も入ります。
花嫁と違って、筥迫も抱え帯もしませんし。
どう見ても、花嫁の装いと違うはず。
そして、訪問着の袖の長さは60㎝くらいと書いてましたが
どこから出した長さ?
長さまで指定しないでほしいワ・・・
最近は一般的にもう少し短い傾向です。
余談ですが、着物を着てタクシーに乗るとママと間違われたり
日本料理屋さんに行くと仲居さんに間違うという、
着物をよく知らない、見たことない方々の貧弱な発想と、それこそカブってしまうのですが・・・。
このサイトは読み進むと、着物で出席するメリットということも
それらしく書いてあり、さらに読み進むと
おすすめのレンタル店まで紹介してあり・・・
まわしモンかいッ って。もしやこれが目的?なのか・・・
そして、違うサイトでしたが
黒留袖は、近い親族の着る物、「親戚が着てもOKです」というような記述。
最近はカジュアル化してきて、親戚でも訪問着で済ませる方が増えてきましたが
「着てもいい」ではなく、そもそも親戚で式に列席する場合は留袖がふさわしいものでした。
そしてそして、ゲストの場合、黒っぽい着物は黒留袖の親族に間違われることがあるので
避けた方がよいとか・・・
はい~~??
黒留袖と、訪問着では、まったく柄の位置も違いますし
みればわかりますけれど・・・
どこから、こういう発想が出てくるのか私には理解不能です。
調べものするとき、便利だからついついネットで検索・・。私もします。
でも、こういう分野のことを読んでみると、いかにいい加減かがよくわかり
鵜呑みにしないようにしないと怖いなと感じました。
えっと疑問に思うような意見もありますが、正しい常識的な意見もあります。
これらのサイトを見てから、これはMちゃんのような若いお嬢さんが見れば不安になっても
仕方ないかなと感じたので、Mちゃんの気持ちも思い
「もしも、Mちゃんが振袖を着てそういう引け目を感じたり、楽しくない気持ちで
出席するのなら、やめておけば?」
って、アドバイスしてみました。
でもMちゃんは、私やお母さんの意見を聞いて、安心したらしく
笑顔で、「着ていきます」と言ってくれました。
結婚式の次の日、お母さんからメールが届きました。
お礼の言葉のあと「Mからです」と
新婦さんのお母様とご親戚が着物に詳しい方で
会場に着くなり「わざわざ振袖でありがとう。うれしいわ」と言っていただいたこと。
着物で行ってよかったですと。
お客様の中には外国の方もいらっしゃったそうで
更によかったとも。
メールを見て、私もホッと・・・そしてうれしく思いました。
いつも、お客様にはお話ししています。
振袖をお持ちでしたら、ぜひ結婚式にはお振袖を着てください
振袖姿のお嬢さんがいらっしゃると披露宴の格も上がりますし
何より華やかで、喜ばれますよ・・と。
さて、私の胸のつかえも少しおりましたが
も少し書きたいので、この続きは明日。
京呉服わきの滋賀展
「おしゃれなきもの展」
6月3・4・5日(土)~(月)11:00~18:00
近江八幡・「尾賀商店」にて
ブログランキングに、参加しております
応援のクリックをしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村
京呉服わきホームページも、ぜひご覧ください。
すっかり復活いたしました~
今回、自分自身の元気のバロメーターに気づきました。
体調悪い時は、口数が少ない・・(笑)
そして、回復したと思ったら、途端におしゃべり復活してました
さて、今日は
先日からこれはブログに書いてぜひ、皆さんにも読んでいただきたいと思っていたこと。
元気な時に、気合を入れないと書けなかったので時間がかかってしまいました。
また少し、毒を吐くかも・・・です
先日、お母さんとも長年の知り合いで、そのお嬢さんMちゃんの振袖の着付けを
させて頂いた時の話です。
Mちゃんは、有名な神社で行われるお友達の結婚式とその披露宴に招かれ
神社という場所と格式のある結婚式ということで
振袖を着ていきたいと、楽しみに着付けの予約を入れてくれていました。
そして、荷物をお母さんと一緒に持参してくれた時
お母さんが困った風に
「Mがね、花嫁さんと振袖の色が被るから、着るのをやめようかって言ってるのよ~~
そんなことないよね?」
って。
「はぁ??」と私は理解するのに一瞬ですが、間がありました。
あ・・・また、最近の若い人たちの間の変な気遣い、マナーの勘違い
「主役である花嫁さんより目立ってはいけない」という・・・
聞いてみると、やっぱりネットで調べたらしいのです。
Mちゃんの振袖は地色が赤。
花嫁さんの打掛が赤だといいます。
結論から言いますと
(考え方はいろいろなので、あくまで私の考えでは)
花嫁の白いドレスと同じ白のドレスは着ないように・・という
洋装の場合のマナーから発生している考え方ではないかと思います。
洋装のマナーと和装のマナーは違うのです。
花嫁の打掛や振袖と同じ色の着物は着てはいけない・・なんて、私は思いつかなかった。
ドレスと違い着物というのは
地色が赤であっても、そこにはたくさんの柄と色が使われていて
一口に「赤」で済まされるものではありません。
そもそも、花嫁さんと、招待されたお客様の振袖は、装いがまったく違います。
一見してその違いは判ります。
その話を聞いた時はMちゃんのお母さんと一緒に
「そんなことは全くないから・・」と一笑に付したのですが
そのあと、私も気になるので「結婚式の装い」などでネット検索してみました。
なるほど、書いてる書いてる
ある「結婚式の装いのマナー」について書いているサイトで、書いてあったことを要約してみます。
*振袖
未婚女性の和装の第一礼装である
振袖には、大振袖、中振袖、小振袖の3種類あり、大振袖は花嫁も着るので
参加者は中振袖や訪問着に変更するのがマナーであると。
大振袖を着る時は、花嫁と被らないよう確認、配慮すべき
*訪問着
未婚・既婚を問わないで着られるので最も無難。
しかし、ドレス同様白やクリーム地は花嫁衣装と被るため控えるのがマナー。
そして、怒りの私のツッコミ
なんだか知ったらしく書いてあるけれど、着物の事中途半端にしか知らないんじゃないの!?
振袖には、3種類あるって、そんな知ったかぶりの説明はいらない。
まして、中振袖など、私たちの若い時の袖の長さで今どき振袖といえばほとんどが大振袖である。
成人式に誂える振袖以外に、わざわざ短めの振袖を誰が作りますか?
第一礼装の振袖を着られるのは未婚女性の特権です。
それを、なぜ、訪問着にしなければいけないのでしょう。
さらに、白やクリームは避けるべきって、それは先にも書いた通り
洋装の考え方。ごっちゃにしないでほしいです。
白っぽい着物は、格が高く、京都のメーカーに聞いても
そういう場面で着てほしいという思いで染めています とのことです。
柄の入ってない真っ白の訪問着など存在しません。
白っぽい着物といっても、柄も入っていますし、帯や小物の色も入ります。
花嫁と違って、筥迫も抱え帯もしませんし。
どう見ても、花嫁の装いと違うはず。
そして、訪問着の袖の長さは60㎝くらいと書いてましたが
どこから出した長さ?
長さまで指定しないでほしいワ・・・
最近は一般的にもう少し短い傾向です。
余談ですが、着物を着てタクシーに乗るとママと間違われたり
日本料理屋さんに行くと仲居さんに間違うという、
着物をよく知らない、見たことない方々の貧弱な発想と、それこそカブってしまうのですが・・・。
このサイトは読み進むと、着物で出席するメリットということも
それらしく書いてあり、さらに読み進むと
おすすめのレンタル店まで紹介してあり・・・
まわしモンかいッ って。もしやこれが目的?なのか・・・
そして、違うサイトでしたが
黒留袖は、近い親族の着る物、「親戚が着てもOKです」というような記述。
最近はカジュアル化してきて、親戚でも訪問着で済ませる方が増えてきましたが
「着てもいい」ではなく、そもそも親戚で式に列席する場合は留袖がふさわしいものでした。
そしてそして、ゲストの場合、黒っぽい着物は黒留袖の親族に間違われることがあるので
避けた方がよいとか・・・
はい~~??
黒留袖と、訪問着では、まったく柄の位置も違いますし
みればわかりますけれど・・・
どこから、こういう発想が出てくるのか私には理解不能です。
調べものするとき、便利だからついついネットで検索・・。私もします。
でも、こういう分野のことを読んでみると、いかにいい加減かがよくわかり
鵜呑みにしないようにしないと怖いなと感じました。
えっと疑問に思うような意見もありますが、正しい常識的な意見もあります。
これらのサイトを見てから、これはMちゃんのような若いお嬢さんが見れば不安になっても
仕方ないかなと感じたので、Mちゃんの気持ちも思い
「もしも、Mちゃんが振袖を着てそういう引け目を感じたり、楽しくない気持ちで
出席するのなら、やめておけば?」
って、アドバイスしてみました。
でもMちゃんは、私やお母さんの意見を聞いて、安心したらしく
笑顔で、「着ていきます」と言ってくれました。
結婚式の次の日、お母さんからメールが届きました。
お礼の言葉のあと「Mからです」と
新婦さんのお母様とご親戚が着物に詳しい方で
会場に着くなり「わざわざ振袖でありがとう。うれしいわ」と言っていただいたこと。
着物で行ってよかったですと。
お客様の中には外国の方もいらっしゃったそうで
更によかったとも。
メールを見て、私もホッと・・・そしてうれしく思いました。
いつも、お客様にはお話ししています。
振袖をお持ちでしたら、ぜひ結婚式にはお振袖を着てください
振袖姿のお嬢さんがいらっしゃると披露宴の格も上がりますし
何より華やかで、喜ばれますよ・・と。
さて、私の胸のつかえも少しおりましたが
も少し書きたいので、この続きは明日。
京呉服わきの滋賀展
「おしゃれなきもの展」
6月3・4・5日(土)~(月)11:00~18:00
近江八幡・「尾賀商店」にて
ブログランキングに、参加しております
応援のクリックをしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村
京呉服わきホームページも、ぜひご覧ください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます