マンダラ塗り絵 ３

なんといっても、マンダラ塗り絵の良い所は、考えないでいい、というところです。

自分の好きな色を選んで、ひたすら塗っていく。

頭空っぽになります。

ただただ、綺麗な色を塗り続けるだけで、ある意味単調な作業なのですが、でも、「塗る」ということには
集中していなければならず、逆に言えば、「塗る」ことにひたすら集中することで、雑念が消えていく
という感じになります。

私はいつも、マンダラ塗り絵は「心のクレンジング」だなぁ、と感じています。

目を開けて作業をしながらの「瞑想状態」ともいえるかもしれません。

「何も考えないで」とか「雑念を取り払って」とか言われれば言われるほど、あれこれ思い浮かんで
もぞもぞしてしまうものです。

目を閉じて座っていたら、いわゆる「瞑想」の体制になったら、私なんて間違いなく
あれこれ、もぞもぞ、妄想で「きゃー！」の人です。

複雑で忙しい環境に生きる人にとっては、こちらの方がアタリマエの気がします。

つまり、瞑想状態＝心がフラットになっている状態、を作るには、むしろ、目を閉じるより開けて
何もしないで座るより、何か作業のようなものに一点集中したほうが良いのではないか
というのが、私の体験的持論です。

塗っている間には、やはり、あれこれ心に浮かんできます。

が、塗ることに集中していると、不思議と、浮かんできたことが自然に流れ去っていくのです。

浮かんでは流れ浮かんでは流れて、さらさらと心が綺麗になっていくような感覚を覚えます。

なので、何ヶ月かに一度は、こういう時間を持つのはいいことだな、と思います。

作品は、私のものです。

二度塗りをしているので、色鉛筆でも、かなりはっきりした色に仕上がりました。