アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

カラヴァジェスキとシューベルティアーデ

2016-03-20 16:42:26 | 美術・芸術
カラヴァッジョ展のチラシに、「カラヴァジェスキ」について書いてありました。

「カラヴァジェスキとは、カラヴァッジョの画法を模倣し継承した同時代及び次世代の
画家達の総称。彼らの多くはカラヴァッジョ本人を知ることなく、作品の魅力に引き寄せられて、
その画法を学び、新たに発展させました。・・・」

そんな人たちがいたのですね。
今回、初めて知りました。

マスメディアなど無い時代に、ローマでカラヴァッジョの画法を学んだ彼らの作品が、
最終的にはヨーロッパ中に波及したのですから、すごい大規模な芸術運動ですね。

びっくりです。

それほどの力が、カラヴァッジョの作品にはあったということですよね。

カラヴァッジョという作者を知らずに、勝手に広まっていったというのが、すごく
おもしろいし、すごいなぁと感じました。

で、この時「シューベルティアーデ」が、ふと心に浮かびました。

全然違うのですよ、中身。でも、なんか思い浮かんだの・・・。

シューベルティアーデは、シューベルト会と訳されているようです。

シューベルトは、とっても貧乏だった。
でも、その音楽は、とってもすばらしかった。
しかも、シューベルトは、とってもいいやつだった。

というわけで、シューベルトとその音楽を支える善意の仲間達が集まってできたのが「シューベルト会」。

シューベルトのために五線紙を買ってあげたり、演奏会のチケットを売ったりして、本当に心から彼を支えた、
美しい友情の会だったようです。

全然違うよねぇ、このふたつは。

でも、なんで思い浮かんだんだろ?

たぶん・・・偉大な芸術家とその作品は、無条件に人を動かすんだなぁ、と感じたからかもしれません。